ズレた父親役に参る息子17の態度に察するどころか去勢恐怖が拍車を掛ける

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは

相談者:
こんにちは、はい

大原敬子:
今のお話を聞いていて・・

相談者:
はい

大原敬子:
日本の・・ほんとに一般的に幸せな家庭のうちの・・7割が・・

相談者:
はい

大原敬子:
あなたのような悩みを、17歳から・・29歳頃まで(含み笑い)・・

相談者:
はい

大原敬子:
「嫌だなうちの親父は」と思うときがあるんです。

相談者:
あーあ

大原敬子:
要するに蔑視するような気持ちになるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
だから今あなた悩みは・・

相談者:
はい

大原敬子:
一般的多いんです、これは。
それまず覚えててほしいのね。

相談者:
はい

大原敬子:
で、先ほど加藤先生が「自立する」って言いましたね?

相談者:
はい

大原敬子:
自立は・・お父さんというものが理解できたら・・

相談者:
はい

大原敬子:
17歳のあなたの若さは・・

相談者:
うん

大原敬子:
お父さんを、ちょうど、手のひらで、分かった分かったってできるんです。

相談者:
うん

大原敬子:
自立っていうのは・・

相談者:
はい

大原敬子:
戦うことではないんです。

相談者:

大原敬子:
相手を理解することなの。

相談者:
うん

大原敬子:
まず冒頭それ頭に入れといてくださいね。

相談者:
はい

大原敬子:
で、まず、あなたがおっしゃった・・「話を、聞きたくないやと思ってしまう」

相談者:
はい

大原敬子:
あなたおっしゃいましたね?

相談者:
はい

大原敬子:
それは拒絶です。

相談者:
そうです。

大原敬子:
それは、すごい怒りです。

相談者:
・・うん、あ

大原敬子:
目を伏せるは・・

相談者:
はい

大原敬子:
そう言っていながら、お父さんを恐れてるんです、あなた。

相談者:
うん

大原敬子:
その2つが、交差してるんですね。

相談者:
うんうん

大原敬子:
じゃあ聞きますけども、こんなお父さんじゃないですか?っていうので、一般的に言いますので。

相談者:
はい

大原敬子:
まず、お母さんに、結構文句言うんですね。

相談者:
あーあ

大原敬子:
でも、そのお母さんは頑固です。

相談者:
お、ハハハ(苦笑)

大原敬子:
おとなしい割には、絶対に・・自分の意思を曲げない。

相談者:
あーあー、そうですね。

大原敬子:
だ、お父さんその、確かにそうかもしれないけど忸怩(じくじ)たるものがあるんです。
これが劣等感を常に刺激してるんですね。お父さんの心の中に。

相談者:
うん・・はい

大原敬子:
で、2番目はですね。
いつもね?

相談者:
はい

大原敬子:
テレビ見てもなんでもいいです。
文句言うんです。

相談者:
おー

大原敬子:
「ああじゃない」「こうじゃない」って、1人でも。

相談者:
あーあ、そうですね。はい

大原敬子:
そうですか?・・

相談者:
うん

大原敬子:
そういう方多いんですね。

相談者:
うん

大原敬子:
で、次は・・自慢話をする。

相談者:
あーあ

大原敬子:
それから、夕食は、家族一緒っていうのを求めてるんですね。

相談者:
あー

大原敬子:
これは、もしかしたらその中に少しでも、お父さん、の、その形入っていますか?

相談者:
はい

大原敬子:
ありますか?
次にですね、お父さんが、なぜこうするかを、言うんですね、今これからね?

相談者:
はい

大原敬子:
例えばあなたお父さん・・外食します。

相談者:
うん

大原敬子:
そうすっとね・・お愛想がいいんです、すごく。

相談者:
はい

大原敬子:
ね?、だけど・・
「これ食べれろよ」「あれ食べろよ」って言うんですね。

相談者:
うん

大原敬子:
食べたくないの、も、子供は。でも「いいから食べなさい」ってやってるの。

相談者:
うーん

大原敬子:
そのしつこさが、父親にあるってことですね。

相談者:
あー、あるかも&#・・

大原敬子:
あるかもしれない?、それをお父さんにすっと、「なんて自分はいい人だろう」と思ってるんです。

相談者:
うん

大原敬子:
お父さんの、共通点は・・コミュニケーションが分からないってことなんです。

相談者:
ほお

大原敬子:
なんでもいい物を食べさせたらいいことだとか。
子供にとっては苦痛のことをさしてしまうんです。

相談者:
うんうん

大原敬子:
だから、いみじくもお父さんはそんなに息子達に嫌われてると思ってないんです。あなたにも。

相談者:
うん

大原敬子:
迷惑だけども、一生懸命なんですよ。

相談者:
うん

大原敬子:
この家庭を俺は守るぞってことで。

相談者:
うん

大原敬子:
で、コミュニケーションが絶対できていませんよって言った理由は、お風呂の件言いましたね?

相談者:
はい

大原敬子:
お父さんにとっては、そうか、コミュニケーションってうのは・・裸で触れ合うんだと思うと・・

相談者:
フフ(苦笑)

大原敬子:
もう、子供が嫌がった・・ん、ないんです。

相談者:
うん

大原敬子:
お父さんも頑張るぞと思って裸に入って来るんです。

相談者:
うん・・

大原敬子:
そして、いやあ、もう、親子でね?こうしてお風呂入るっていうのは、これが・・

相談者:
うん

大原敬子:
親子関係の、築く第一歩だとお父さん思ってるんです。

相談者:
うーん

大原敬子:
息子が嫌だっていうの分からない。

相談者:
うん

大原敬子:
愛を知らないからね。

相談者:
はい

大原敬子:
それから、電車・・乗り遅れましたね?

相談者:
はい

大原敬子:
お父さんっては、常にあなたなんですね。嫌われたらまずいんですね、あなたにね。

相談者:
うん

大原敬子:
だから、失敗とか・・自分の弱さを見せるのは・・

相談者:
あーあー・・

大原敬子:
できないんです。

相談者:
なるほど。

大原敬子:
だから・・あなたに、「俺は失敗してないよ」って、自分の虚勢を守るために言った言葉なんです、あれは。

相談者:
あ、ほお、なるほど。

大原敬子:
だから、お父さんのやってることが、どう見たら、子供が・・「お父さん素敵だね」って。

相談者:
うん

大原敬子:
「僕はお父さんみたいになりたいな」って・・言われるようになろうってことの・・自分の書いた・・

相談者:
うん

大原敬子:
絵の世界の中で、演じてるから、あなたの顔も見てないの。

相談者:
・・

大原敬子:
ただ1つすごく救いがあったのは・・

相談者:
はい

大原敬子:
あなたに気にしてたこと。
「何かあったのか?」って。

相談者:
あー、はい、はい、はい

大原敬子:
これは唯一お父さんの・・

相談者:
うん

大原敬子:
優しいところです。

相談者:
・・

大原敬子:
このお父さん優しいですよ。

相談者:
うん

大原敬子:
理解すれば・・じゃ、どういうことを、やってあげると、お父さんの優しさが出て来るかです。

相談者:
うん

大原敬子:
あなたがですね?

相談者:
はい

大原敬子:
自立するならば・・

相談者:
はい

大原敬子:
これ、◆#$%□&▽*+$%□&く言ってほしいんですけどね。
あなたがもう、お父さんうんざりだなと思うときあるでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
席立つときに、「お父さん、お茶入れといたよ」、一言お茶を入れとく。
喋らなくていいんですよ、喋らなくて。

相談者:
はい

大原敬子:
それから、「お父さんこれ、好きなおかずだよね?」って、たったそれだけの、つまり・・あなたが、お父さんところに嫌い云々はいいですね。

相談者:
うん

大原敬子:
でも、お父さんを理解することも大事。

相談者:
うん

大原敬子:
理解しなくって、自立はできないです。

相談者:
うん

大原敬子:
ふとしたことを・・
「お父さん今日雨降ってるよ」、「傘忘れないでね」って言っただけでも、黙って出て行くんですけども、ジーンと来るのがお父さんなんですよ。

相談者:
うん・・

大原敬子:
お父さんが、1週間もしないうちにボロボロ変わって来ますよ。

相談者:
◆#$%□

大原敬子:
そのときにね?、コミュニケーションって何かってあなたは気づくはずです。

相談者:
うん

大原敬子:
それを、このいいチャンスに・・わたしは・・あなたがもう一回り大きくなって、

相談者:
はい

大原敬子:
精神的な・・自立の第一歩。
嫌いなお父さんが・・無理して生きて来たんだってことを、あなたが理解できたときに・・

相談者:
うん

大原敬子:
あなたの、目を伏せるという脅威はなくなりますよ。

相談者:
うーん・・

大原敬子:
それから、耳を塞ぐ、っていうのありますね?聞きたくないって。

相談者:
うん

大原敬子:
あれも、あーお父さん無理してるんだ。あー、立派さ、うってるんだって、見方を変えると・・

相談者:
うーん

大原敬子:
うるさいなから・・

相談者:
はい

大原敬子:
可哀想だなとか・・

相談者:
うん

大原敬子:
可愛いなって感じるんです。

相談者:
うん、うん、うん

大原敬子:
見方を変えてくださいってことです。

相談者:
はい

大原敬子:
じゃあ、加藤先生に代わりますね。

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
あのお、大原先生がいい具体的なアドバイスをいただきました。
あなたの陥ってる問題っていうのは、ほんとに本質的な・・人類共通の課題ですから。

相談者:
はい

加藤諦三:
これから・・そのように相手を理解してください。

相談者:
はい

加藤諦三:
相手を理解するためには自分を理解してなきゃダメですよ?

相談者:
こういう性格だ、てことですか?

加藤諦三:
うんそういうことです。

相談者:
ああ

加藤諦三:
だから自分を理解するということを忘れないでください。

相談者:
はい

加藤諦三:
よろしいですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい。じゃ、失礼します。

相談者:
ありがとうございました。

加藤諦三:
人を理解するためには、まず自分を理解すること。

 


「ズレた父親役に参る息子17の態度に察するどころか去勢恐怖が拍車を掛ける」への8件のフィードバック

  1. 高校卒業して働いて独立、なら別として。進学なら此れから先もお世話になるのだから。コロナ禍の中では無理だけど、ちょっとでもアルバイトしてみたら?「働く父親」の心境が解るかもよ。
    最悪なのはネットで男の沽券持とうとすること。いわゆるネット弁慶。それ用のサイトやチャンネルに熱中するのは簡単で楽しいけど、一度歪んだ認知を戻すのは時間も金も掛かる上に人間関係は著しく損なう。
    家庭で自己主張できない(と思い込んだ)青年が陥り易い世間の罠。くれぐれも、つまらない男にはなるなよ~。
    そして、加藤先生。お誕生日おめでとうございます。

  2. 加藤先生がフロイトを持ち出されてお話されると小難しくなるんだけど、息子が思春期に父親を乗り越えて一人前の男に成長する、至って普通の過程だと思う。

  3. この回答はダメでしょう。
    「あなたの父親は自立できない幼稚なダメ男です」なんて言ったら、息子は
    親をバカにして一生見下して生きていくようになっちゃうよ。
    父親が「息子とうまくコミュニケーションがとれない」と相談してきたなら
    この回答でベストだと思うけど。

    1. 理解とはありのままを受け入れること。
      等身大の人間としての父親を理解した息子の答えが「父親を一生バカにして生きていく」ならこの人たちの親子関係はそこまでだったってことですよ。
      そうならないのが望ましいですけどね。

  4. 相談者さんのお父さんは、私の夫とそっくりです。息子の気持ちが呆れるほどわかってない。でも、父親として正しいあり方だと思います。ものわかりの良い父親なんて存在しないのです

  5. いや〜このお父さんキツいですね…
    そして17歳に対してこの回答はやや無茶ぶりかと思いました。
    大原女史の言うことを理解するにはせめて距離がないと無理というか
    現実的に毎日毎日顔合わせてたらイラつきが勝ってそれどころじゃないのではないかなあ。
    親だから尊敬しなきゃいけないルールはないし、
    いくら事情があろうと親の人生の積み残しをぶつけられる筋合いは全くないので、
    割り切ってサクサク自立して、
    あーうちの親父うざかったな〜
    親父は親父でしんどかったのかな〜くらいにのちのち回想するくらいでいいんじゃないかと思いました。

  6. 📞お父さん子どもっぽいんだか不器用なんだかなかなか濃いけど、相談者さんは反抗期なのでは?ある意味普通の健全な。
    自分が成長するにつれてだんだん親の粗が見えてきたりして、今まで尊敬していた親もただの一人の人間なんだなと気づくというか。
    「父親とぶつかり乗り越え成長し自立に向かう、みんなが通る道」みたいな。
    色々な人に出会い色々な考えを知り、ゆくゆくは親を理解して、親を越えていく、大人になる大切な一歩。
    ちゃんとそういう気持ちになって、向き合えて、よかったんじゃないかなと思った。

    「成長段階の1つだから、そう思ってしまう自分を責めることはないよ」と言ってあげたくなったけど、一般化されるより「それは大変だね」と言われたい部分もあるかな。
    お父さんもなかなかみたいだし。

    加藤諦三先生、フロイトの理論等々はよくわかるんだけど、話を難しくしちゃうから、なんとか噛み砕いて分かりやすい言葉にして相談者にうまく伝えてくれないかなぁといつも思っている。

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