（回答者に交代）

大原敬子：
こんにちは

相談者：
あ、こんにちは、よろしくお願いいたします。

大原敬子：
い、あなたのお気持ちもすごく分かるんです。

相談者：
はい

大原敬子：
ここ・・ボタンの掛け違いがあったんですね。

相談者：
はい

大原敬子：
あなたの価値観と、

相談者：
はい

大原敬子：
お嬢さんの価値観が違ってるんです。

相談者：
はい

大原敬子：
まず、訊きたいのはですね？

相談者：
はい

大原敬子：
あなた再婚っておっしゃいましたよね？

相談者：
そうです。

大原敬子：
このお嬢さんは・・

相談者：
はい

大原敬子：
離婚したのは、何歳ですか？

相談者：
中学３年のときですね。

大原敬子：
今、これ、あなたダブっていませんか？

相談者：
・・

大原敬子：
お孫さんと。

相談者：
・・あー

大原敬子：
あのね？

相談者：
はい

大原敬子：
何を申し上げますっていうとね？

相談者：
はい

大原敬子：
人間関係のこじれは、

相談者：
はい

大原敬子：
自分の世界観なんですね。

相談者：
はい

大原敬子：
で、自分のやったことは、

相談者：
はい

大原敬子：
言われれば思い出すんです。

相談者：
はい

大原敬子：
だから、お母さまは、今を生きようと思ってるの。

相談者：
はい

大原敬子：
お嬢さんは、中学校から引きずってるんです。親子関係を。

相談者：
あー、あー・・（鼻をすする）

大原敬子：
それをまず頭に入れてくださいませんか？

相談者：
はい

大原敬子：
そうすっとたぶんね？

相談者：
はい

大原敬子：
話が合うような気がすんですね。

相談者：
はい

大原敬子：
例えばね？、あなたが一生懸命ね？

相談者：
はい

大原敬子：
パートしながら・・

相談者：
はい

大原敬子：
頑張ってね・・

相談者：
はい

大原敬子：
お孫さん看ている。

相談者：
はい

大原敬子：
今を生きようと思ってる。

相談者：
はい

大原敬子：
でも、子どもっていうのは、なぜ離婚をしたのか？、

相談者：
はい

大原敬子：
分からないですよね？

相談者：
はい

大原敬子：
その、寂しさは、一生懸命してる人間は、子どもの心までは、なかなか見抜けないんですね。

相談者：
はい

大原敬子：
だからこそ、あなたの無意識の中に・・その、不憫さを、

相談者：
はい

大原敬子：
申し訳なかったって気持ちですね、

相談者：
はい

大原敬子：
それが、今このお孫さんに、一生懸命やってるんだと思うんです。

相談者：
そう・・そうなんで、んで、私立のね？

大原敬子：
あなた・・うん

相談者：
お金も、あたしが、出してあげるって。

大原敬子：
そうでしょ？・・でも、それはお母さまが言葉に出してないけれども、

相談者：
はい

大原敬子：
わたしは、あなた達に、寂しい思いさせたと。

相談者：
はい

大原敬子：
その、母心があなたにあるんですね。

相談者：
はい、あります。

大原敬子：
だけど、行動は・・

相談者：
はい

大原敬子：
今、やるべきことをやってるんです。

相談者：
はい

大原敬子：
で、お嬢さんは、

相談者：
はい

大原敬子：
ずうっと、それ引きずってるんです。

相談者：
はい

大原敬子：
お孫さんにあなたがね？、テレビを見てとか、ゲームと言ってましたね？

相談者：
はい

大原敬子：
自分が、寂しかったときのことを、してあげたいというお嬢さんの発想なんです、それが。

相談者：
あーあ

大原敬子：
んで、あなたは、あの時に子どもに教育を見てなかったから・・

相談者：
はい

大原敬子：
今度は、この孫を見てあげようと、お互いに・・

相談者：
はい

大原敬子：
その原点を忘れてしまって、

相談者：
はい・・はい

大原敬子：
動いてるんですね。

相談者：
あーあ

大原敬子：
そうすっとお互いどうするかっていうと、

相談者：
はい

大原敬子：
この一番のボタンの掛け違えの部分ですね、

相談者：
はい

大原敬子：
蒔いた種の上に花が咲くんです。

相談者：
・・

大原敬子：
そのとき、あなたが罪悪感ではなくって、

相談者：
はい

大原敬子：
あー、この子たち２人がいたから・・

相談者：
はい

大原敬子：
わたしは今、今日（こんにち）こう幸せになったと。

相談者：
はい

大原敬子：
でも、幸せになる前に、

相談者：
はい

大原敬子：
大人の、好き勝手で、子ども達の理由もなく別れてしまった寂しさ。

相談者：
はい

大原敬子：
それだけは覚えてるという、種を蒔いてたら・・

相談者：
ああ

大原敬子：
例えばね？、今日帰り遅い、「いいわよ、わたしが看るから」って、ね？

相談者：
はい

大原敬子：
「あなたあのとき寂しかったでしょ？」って

相談者：
はい

大原敬子：
敢えて、触れてよろしいんです、触れて。

相談者：
あーあ

大原敬子：
すと、それがね？・・

相談者：
はい

大原敬子：
表に出すことによって傷が癒えて行くんです。

相談者：
あー、そうなんですか。

大原敬子：
ごめんなさい、言う必要ないですよ？
でもね？

相談者：
はい

大原敬子：
でもね？「この孫を見れて幸せだ」って。

相談者：
はい

大原敬子：
「あなたのおかげよね」って・・「でも、ふと孫を看ると思い出すのよ」って。

相談者：
あはい

大原敬子：
「あなた達に、同じことをしただろうか？」って。

相談者：
あ、あ

大原敬子：
「できない、気持ちが」

相談者：
はい

大原敬子：
「お母さん一生懸命になってるんだ」って言うと、

相談者：
あー

大原敬子：
彼女は初めて・・

相談者：
はい

大原敬子：
自分の産んだ子どもと・・

相談者：
はい

大原敬子：
自分の幼児期が重なり合うんです。
たら、あー、お母さん、そういう気持ちで今見てくれてるんだって分かるんですよ。

相談者：
あーあ

大原敬子：
ですから、今、一番大事なことは、娘さんではなくって、

相談者：
はい

大原敬子：
あなたが理解することによって、

相談者：
はい

大原敬子：
あなたの言葉の掛け方によって、娘さんは変わります。
あなたが気づいてくれればいいんです。

相談者：
はい、分かりました。よく分かりました（涙声）。

大原敬子：
どういうふうに分かりました？

相談者：
あたしあの、過去の、ことは、

大原敬子：
うん

相談者：
なるべく子どもにも、忘れさせよう、忘れさせよう、として、（鼻をすする）
過去のつぐないは・・お金で・・

大原敬子：
やってるんですね、分かる。うん

相談者：
やろう、として、

大原敬子：
ええ

相談者：
今・・別にパートで働く、なくてもいいんですけども、

大原敬子：
うん

相談者：
孫たちのために、

大原敬子：
うん

相談者：
残しといてあげたい、その、一心で働いてるんですよ。

大原敬子：
あのね？

相談者：
はい

大原敬子：
あなたがね？

相談者：
はい、はい

大原敬子：
過去を忘れたいっていうのは、

相談者：
はい

大原敬子：
離婚ということにあなたは忘れたいんです。

相談者：
あーあ

大原敬子：
その、現実はなくって、

相談者：
はい

大原敬子：
そのときに思った、寂しかった思いだけをあなたは、言葉に出すことなんです。

相談者：
うん

大原敬子：
あのときに、寂しかった思いをした、

相談者：
はい

大原敬子：
それを気づけなかったお母さん。

相談者：
はい・・はい

大原敬子：
今はすごく分かるわって。
それが・・

相談者：
はい

大原敬子：
すべてを、脱ぎ去ってくれるんです。憎しみを。

相談者：
はい

大原敬子：
今日からね？

相談者：
はい

大原敬子：
お嬢さんの場合には、

相談者：
はい

大原敬子：
ゲームをこうやっちゃダメよ、云々って言ったときに・・ねえ？、あのとき１人のとき寂しかったけども、

相談者：
はい

大原敬子：
その気持ちも、お母さん今は、気づくのよねって、それだけです。

相談者：
はい。あ、分かりました。

大原敬子：
と、子どもは言います。
「ええ？いつのことよ」って。

相談者：
うん

大原敬子：
「うん、＆#△％、何々ちゃんと」、

相談者：
うん

大原敬子：
「＆#△％見ると・・もっと、何か、できなかったんだろうか？と、思うのよね」って。

相談者：
はい

大原敬子：
「だから今あなたはこんな孫産んでくれて」ね。

相談者：
はい

大原敬子：
「お母さん」、せめてもの、罪滅ぼしじゃないですよ？・・「安らぐの」って。「ありがとね」です。

相談者：
（涙声）分かりました。（鼻をすする）

大原敬子：
それでお嬢さん変わらないわけないです。

相談者：
はい

大原敬子：
愛を売ることよりも、

相談者：
はい

大原敬子：
寂しかった思いとか、

相談者：
はい

大原敬子：
それを、分かってくれる・・

相談者：
はい

大原敬子：
そのときに・・全部消化するんです、憎しみは・・怒りも。

相談者：
あ、はい

大原敬子：
それが１点と、

相談者：
はい

大原敬子：
で、お孫さんですけども、お嬢さんが、受験をすると言ったの？

相談者：
いや、あの・・孫が、あかんたれなんで、弱いんで、

大原敬子：
ええ

相談者：
ちょっとあの、地元の中学では、またいじめられるから、勉強もせんやろうし、じゃあ、私立に入れようかってなったんです。

大原敬子：
それは誰の案ですか？

相談者：
あたしです。

大原敬子：
やめましょうね。

相談者：
あー、はい

大原敬子：
離婚したときもあなたの意思なんですよ？

相談者：
はい

大原敬子：
そしてお嬢さんが寂しい思いしたんですよ。

相談者：
はい

大原敬子：
それを汲んで上げなければいけないですよね？

相談者：
そうですね。

大原敬子：
だから、お嬢さんが、

相談者：
はい

大原敬子：
「お母さん受験お願いします」ったときに、

相談者：
はい

大原敬子：
さあ、あなた前を向いて、

相談者：
はい

大原敬子：
頑張ってほしいんです。

相談者：
はい

大原敬子：
でも、今はそうでなければ・・

相談者：
はい

大原敬子：
お嬢さんの、

相談者：
はい

大原敬子：
歩幅に、合わせることじゃないですか？

相談者：
はい

大原敬子：
今あなたは・・

相談者：
はい

大原敬子：
あの、何十年前のときの・・

相談者：
はい

大原敬子：
あなたの・・

相談者：
はい

大原敬子：
靴で・・

相談者：
はい

大原敬子：
歩いてるんです。歩幅で。
で、今回また、お孫さんに、あなたの靴で、

相談者：
（鼻をすする）はい

大原敬子：
お孫さんに歩かせようとしてるんです。

相談者：
そうです。

大原敬子：
無理でしょ？

相談者：
はい

大原敬子：
分かります？

相談者：
分かります。もう、痛いほど分かります。

大原敬子：
そう？、答えになりましたでしょうか？

相談者：
なりました。もう、全然そこまで考えが、つかなかったです。ほんとにありがとうございます。

大原敬子：
ぜひ、お嬢さんに、

相談者：
はい

大原敬子：
寂しかった心をですね。

相談者：
はい

大原敬子：
気づいたことを伝えてあげてください。

相談者：
はい、これから行って、言います。

大原敬子：
ね？・・はい

相談者：
はい

大原敬子：
あの、加藤先生に伺いますね。

（再びパーソナリティ）