お線香上げに来て欲しい。無邪気に聞こえる声にやっぱりあった50年来の相続問題

(回答者に交代)

坂井眞:
よろしくお願いします。

相談者:
あ、もしもし、よろしくお願いいたします。

坂井眞:
2年4ヶ月前に亡くなった・・

相談者:
はい

坂井眞:
義理のお母さ、ま、は、

相談者:
はい

坂井眞:
亡くなったときに、財産は・・ま、相続財産なんだけどそういう物は、あったんですか?

相談者:
義理のお父さんの名義で、

坂井眞:
うん

相談者:
農地とかは、ありました。

坂井眞:
うん、義理のお父さんはもう亡くなってるってことだけど、それは何年前に亡くなったの?

相談者:
もう50年ぐらいになります。

坂井眞:
あー、じゃ、早く亡くなっちゃったんだ。

相談者:
あ、はい

坂井眞:
で、義理のお父さんの名義の農地とかがありますと。
農地のほかに、いろんな、家とかもあったのかな?

相談者:
入ってたお家がありました。

坂井眞:
自宅ね?

相談者:
はい

坂井眞:
それはお母さんが、認知症になっちゃって、

相談者:
はい

坂井眞:
介護施設に入る・・

相談者:
はい

坂井眞:
まで住んでらっしゃったの?

相談者:
そうです、一緒に住んでました。はい

坂井眞:
と、14年、9ヶ月前に、介護施設に入るまではそこにいらしたと。

相談者:
はい

坂井眞:
で、そこは今どうなってるんですか?

相談者:
そこは、うちらが・・

坂井眞:
あなた達が住んでる?

相談者:
新しく、お家を建てたんです。

坂井眞:
あー、えっと、義理のお父さんお母さん、の土地に

相談者:
はい

坂井眞:
古い家(うち)を、壊して新しい家を建てて、あなたが住んでらっしゃる?

相談者:
お父さんと一緒に住みました。

坂井眞:
うん

相談者:
そのときに、お家を建てたいので、

坂井眞:
うん

相談者:
登記してちょうだいって、お父さんがお願いをしてたんですが、

坂井眞:
うん

相談者:
・・義理のお母さんは、

坂井眞:
うん

相談者:
お姉さんと弟にもあげたいので、

坂井眞:
うん、うん、うん

相談者:
建てる分しかあげないっていうことで、わたし達が建てて、今・・ちょっと広く、取ったんですけど、

坂井眞:
うん

相談者:
そこの部分だけが・・旦那の名義でした。

坂井眞:
あなたの、夫の・・

相談者:
はい

坂井眞:
名義で、

相談者:
はい

坂井眞:
その分だけってのは・・その広い自宅だったんだけど、あなた達が家を建てた、そこの敷地だけという意味?

相談者:
そうです。

坂井眞:
で、ほかのところは、まだ、50年前に亡くなったお父さんの名義のままなの?

相談者:
は・・はい、そうです。

坂井眞:
うん、ふん
そうすると・・整理をすると・・

相談者:
はい

坂井眞:
ま、農地っておっしゃるから、ま、そういう代々、続いて来たようなところかなと、想像してるんだけれども。

相談者:
あ・・はい

坂井眞:
義理のお父さん、あなたの旦那さまのお父さんっていうことね。

相談者:
はい・・はい

坂井眞:
の、ところに、長男であるあなたの・・夫と・・あなた夫婦っていうかな?

相談者:
はい

坂井眞:
そこに住んでいて、

相談者:
はい

坂井眞:
えーっとお、14年9ヶ月前までは、お母さまが一緒にいらしたけれども、

相談者:
はい

坂井眞:
認知の症状が進んで介護施設に入りましたと。

相談者:
はい

坂井眞:
で・・家を建てたっていうのは介護施設に入る前かな?お母さんが。

相談者:
そうです。

坂井眞:
うん、うん

相談者:
はい

坂井眞:
で、建てて、建物はきっとあなたの旦那さま、亡くなった、た、夫が建てて、

相談者:
はい

坂井眞:
あなたの夫の名義なんだ、だったんだろうけれども、

相談者:
はい

坂井眞:
敷地は、義理のお父さんの、名義だったから・・その、土地全体じゃなくて、あなた達の家の敷地だけ、

相談者:
はい

坂井眞:
あなたの夫の名義に変えましたと、こういうことでいいんだよね?

相談者:
はい・・はいそうです。

坂井眞:
で?そうすると、だからあの・・ご相談からずれちゃって、申し訳ないんだけど。

相談者:
はい

坂井眞:
なんでこんなこと訊いてるかっていうと、

相談者:
はい

坂井眞:
その、相続の問題が背景にあってね?

相談者:
はい

坂井眞:
なんかあ、親族関係ギクシャクしてるのかなと思ったから訊いてるわけですよ。

相談者:
はい

坂井眞:
で、確かにありそうだなっていう話になって来たんだけれども。

相談者:
はい

坂井眞:
そうすると50年前に亡くなった義理のお父さんの、

相談者:
はい

坂井眞:
農地だとか、

相談者:
はい

坂井眞:
それからあなた達のご自宅の敷地以外の部分は、

相談者:
はい

坂井眞:
未だに、もう、50年前からいない、義理のお父さんの名義のままになっていて、

相談者:
はい

坂井眞:
遺産分割は済んでないっていうことなんじゃないの?

相談者:
そこは、やってないです。

坂井眞:
やってないね?きっと。

相談者:
はい

坂井眞:
で・・ま、お母さんが、いらして、

相談者:
はい

坂井眞:
それからお子さん3人もいらしたんだから、相続人はその4人になると思うんだけれども。

相談者:
はい

坂井眞:
それは・・50年前もやってなくて、

相談者:
はい

坂井眞:
で、そのあとお母さまが、2年4ヶ月前に亡くなったんだけど、

相談者:
はい

坂井眞:
その相続、関係の処理もしてないってことだよね?

相談者:
・・そこの部分はやってないです。

坂井眞:
うん。で、これはやらないといつまで経っても終わらないから、

相談者:
はい

坂井眞:
どっかで、ちゃんと、弁護士に・・頼んで、

相談者:
はい

坂井眞:
やらないといけないと思うんです。

相談者:
はい

坂井眞:
代が変わっていけばいくほどわけが分からなくなるし、

相談者:
はい

坂井眞:
今その農地っていうのは、

相談者:
はい

坂井眞:
誰か・・あなた達が・・

相談者:
はい

坂井眞:
使ってるんですか?それとも誰かに貸しちゃってるの?

相談者:
いいや、わたし達が、作って、生活してます。

坂井眞:
生活してらっしゃる?

相談者:
はい

坂井眞:
じゃあ、あの、どこに何があるか分かるからいいんで、

相談者:

坂井眞:
これ人に貸しちゃってたりすると、

相談者:
はい

坂井眞:
分かんなくなっちゃうことが、あるんですよ。

相談者:
あ、はい

坂井眞:
まだ、どこにどういう物があるか分かるからいいんだけれども。

相談者:
はい

坂井眞:
その辺のね?・・まあ、長男なんだから、後を継ぐのは分かるけど。

相談者:
はい・・はい

坂井眞:
お父さんの相続だとか、そのあとのお母さんも亡くなっちゃった相続だとか・・

相談者:
はい

坂井眞:
ちゃんと処理をしないでいて・・

相談者:
はい

坂井眞:
そのまま続いていて、
弟さんだとかお姉さんは・・

相談者:
はい

坂井眞:
面白くないのかもしれないよね。

相談者:
あ、一度は、声を掛けました。

坂井眞:
うん

相談者:
したら、あの、弟さんも姉さんもいらないっていうことだったので、

坂井眞:
うん
え?「いらない」って言って・・それだったら・・

相談者:
あの葬儀、終わったあとですね。

坂井眞:
うん

相談者:
はい

坂井眞:
「いらない」って言うんだったら、

相談者:
はい

坂井眞:
そこでそういう処理ができそうなもんだけどね。

相談者:
あ、分かりました。

坂井眞:
だけど・・

相談者:
はい

坂井眞:
葬儀っていうのは、お母さんの葬儀の、話?

相談者:
そうです。

坂井眞:
あなたの、旦那さまの葬儀ではなくて?

相談者:
あはい

坂井眞:
・・あ、そうなんだ。そうすっと、長男の、ま、お嫁さんであるあなたと、お、義理のお姉さんと義理の弟さんで話して、

相談者:
はい

坂井眞:
あなたのほうから「どうします?」って言ったら「いらない」って言ってたんだ。

相談者:
はい

坂井眞:
そしたら、ほんとにそういうつもりだったら、そういう処理をきっちりしといたほうが、あなた達のお子さんのためにもなるよね。

相談者:
分かりました。

坂井眞:
で・・あなたの義理のお母さんが亡くなる前に、長男の、あなたの、旦那さまが亡くなってるから、

相談者:
はい

坂井眞:
そこを代襲相続っていうの、お子さん達が相続人で出て来るんですよ。

相談者:
はい

坂井眞:
だからお子さん達も、あの、当事者の1人になるんですよ、おか、お母さまが亡くなった後は。義理のお母さま。

相談者:
あ、はい

坂井眞:

相談者:
分かりました。はい

坂井眞:
だからそこはね?

相談者:
はい

坂井眞:
うんで、それ実際、手続きをするとなると、あー、いらないって言ったけど、ゼロはないだろって話になるかもしれないし、

相談者:
はい

坂井眞:
その辺を、中途半端にしてることが、何かそのお、以前は、義理のお母さんが、ご存命中は連絡が取れたのに、その後なんの反応もないっていうことの・・

相談者:
はい

坂井眞:
理由かもしれないよね?これ想像だけどね。

相談者:
あはい、はい

坂井眞:
それか単に、もう、連絡はとりたくないと思ってるだけかもしれないから、

相談者:
はい

坂井眞:
そこはどっちかわたしには分からないけど、

相談者:
はい

坂井眞:
今、お話伺ってると、その辺のモヤモヤがあるのかもしれないよね?

相談者:
あ、そうですね。

坂井眞:
うん

相談者:
はい

坂井眞:
だからそこはね?、こりゃいつまでも、その50年前の話とか、2年4ヶ月の前の話を、いつまでも放っとかないほうがいいと思うから。

相談者:
はい

坂井眞:
ちゃんと法律的な処理をされたほうが、

相談者:
はい

坂井眞:
あなたのためにもいいし、あなたの、おー、娘さんや、あ、息子さん、お子さん、達のためにも・・

相談者:
はい

坂井眞:
ま、それは当事者なんだけどね。

相談者:
はい

坂井眞:
あの、お子さん達2人は、お母さんの、

相談者:
はい

坂井眞:
相続に関して。

相談者:

坂井眞:
そのためにもいいから・・

相談者:
はい

坂井眞:
やるといいと思う。
それで・・

相談者:
あ、どうもありがとう・・

坂井眞:
えっとご相談自体はね?

相談者:
はい

坂井眞:
えー、そういう話じゃなくて、

相談者:
はい

坂井眞:
今まで通りお付き合いをして行きたいとおっしゃって・・いたので、

相談者:
はい・・はい

坂井眞:
そういうことが原因だったらそこをスッキリして、

相談者:
はい

坂井眞:
なんかの配慮をしてあげれば変わるかもしれない。

相談者:

坂井眞:
だけどそうじゃなくて・・

相談者:
はい

坂井眞:
いや、もう親戚付き合いはいいんだと、

相談者:
はい

坂井眞:
相手が思っちゃってたら、

相談者:
はい

坂井眞:
これは人間の心の問題だから・・

相談者:
はい

坂井眞:
どうしようもないかもしれないね。

相談者:
あ、そうですか、はい

坂井眞:
うん・・どうだろ、その辺の、話は・・理解、していただけましたかね?わたしが申し上げている、そういうことかもしれないよっていうこと。

相談者:
分かります・・はい
分かります。なんか、&#△

坂井眞:
うん、わたしのほうからはじゃあ、このぐらいに。

相談者:
はい

(再びパーソナリティ)


「お線香上げに来て欲しい。無邪気に聞こえる声にやっぱりあった50年来の相続問題」への9件のフィードバック

  1. お線香あげに来てほしいってさ…。
    自分の寂しさとか不安とかを埋めるために、故人をダシにするのはどうかと思う。

    それと、坂井先生のアドバイスに対して「わかりました」しか返さないことに違和感。
    そんなことわかってんだよ!っていう意味ですよね。
    目の前の問題を解決せず、悲しい気持ちに寄り添ってほしいというエゴが滲み出てたかなと感じました。

  2. 相手の立場からしたら母親が分けると言っていた本家の土地をしれっと自分のものにして暮らしてる兄嫁と交際したいわけないですよね…
    母親を世話してもらった負い目もあって事を荒立てず引き下がったんでしょうけど。
    さすがに厚かましい。

  3. 家族の方と・・・という表現をしていたが
    家族というより親戚ですよね。
    しかも亡き夫の親族。
    よほど趣味が合うとか気が合うのでない限り
    積極的に付き合いたいと思うものでしょうかね。

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