SNS拡散で寝込む娘。罪滅ぼしから逸る父にマド愛「恋愛原則から大きく外れた」

テレフォン人生相談 2023年1月9日 月曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)

相談者: 男54歳単身赴任 妻53歳 娘18歳(高3)

今日の一言: 問題が起きたとき相談する相手を間違えないことです。相談する人を間違える人は自分が分かっていない人です。噂話の好きな人は注意をしましょう。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
はい

加藤諦三:
はいテレフォン人生相談です。

相談者:
あ、よろしくお願いします。

加藤諦三:
はい、最初に年齢教えてください。

相談者:
はい。わたし54歳です。

加藤諦三:
54歳、結婚してます?

相談者:
はい・・はい、しています。

加藤諦三:
奥さん何歳ですか?

相談者:
はい、53歳です。

加藤諦三:
53歳

相談者:
はい

加藤諦三:
お子さんは?

相談者:
はい。えー、娘が1人、18歳、高校3年生です。

加藤諦三:
はい、分かりました。
で、どんな相談ですか?

相談者:
18歳の、娘について

加藤諦三:
はい

相談者:
なんですが。
2ヶ月ほど前に、ま、付き合っていた、同じ学校の同学年の・・

加藤諦三:
はい

相談者:
方と、ま、別れたんですけれど。

加藤諦三:
はい

相談者:
その、別れたあ、あとに、

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、元カレの友だちと、いう人から、

加藤諦三:
はい

相談者:
「いろいろ、大変だったね。何か、相談に乗るよ」ていう、SNSが送られて来て。

加藤諦三:
ええ

相談者:
それについて、そのときの娘の気持ちを・・送っ・・たんですけれど。

加藤諦三:
はい

相談者:
次の日には、

加藤諦三:
ええ

相談者:
そのお、相談相手が、

加藤諦三:
ええ

相談者:
「こういうふうに別れたらしいよ」っていうふうに、言いふらして、いて。

加藤諦三:
はい、はい

相談者:
「言いふらしてるよ」っていうのを・・その娘の友だちい、が・・「こういうことをあの子が言ってるよ」っていうのを、教えて、くれて。で、その、同じ話を何人かから聞いたそうで。

加藤諦三:
ええ

相談者:
で、その日、そのお・・なんか指差され、て、笑われるとか、

加藤諦三:
ええ

相談者:
そういうことが・・あったようでえ、教室で泣いていた、ていうことを・・

加藤諦三:
うん

相談者:
聞きました。

加藤諦三:
はい

相談者:
で、あれから、1ヶ月ぐらいはなんとか、学校に通っていたんですけれど。

加藤諦三:
ええ

相談者:
だんだん、行けなくなって来て(ため息)、今現在、2週間ほど、今、ま、寝込んだような状態になって、

加藤諦三:
ええ

相談者:
起き上がれなくなって、しまっています。で・・

加藤諦三:
ええ

相談者:
娘は、「学校には言わないでほしい」とは言ってたんですけれど。

加藤諦三:
ええ

相談者:
学校に「内緒にしてください」っていうことで、

加藤諦三:
ええ

相談者:
相談をして・・いますが。
なかなか、ま、進展も、ないですし、

加藤諦三:
うん

相談者:
寝込んでいるよな状況、なので、

加藤諦三:
うん

相談者:
このあと、学校ともどのような話をしていいのか・・

加藤諦三:
ああ、うん

相談者:
対応が、

加藤諦三:
うん

相談者:
分からなくて、電話いたしました。

加藤諦三:
18歳のお嬢さんは、

相談者:
はい

加藤諦三:
親しい友だちは・・元々あんまりいなかったんですか?

相談者:
親しい友だちも・・お、いたのですが。

加藤諦三:
ええ

相談者:
この、別れ話が出たときに、

加藤諦三:
ええ

相談者:
元カレが、娘の、親しい友だちも、相談を、していたようで。

加藤諦三:
ええ

相談者:
そのお、娘の友だちからも・・
「別れたほうがいい」みたいなことを、言われたようで。

加藤諦三:
うん

相談者:
今までいた友だち、だと思っていた人たちも・・離れて、行くような状況にあって、今・・孤立したような、

加藤諦三:
あー、でしょうね。

相談者:
形になっています。はい

加藤諦三:
相談する相手を間違えるってことは・・

相談者:
はい

加藤諦三:
よくあるんで、その、相談を、する相手を間違える人っていうのは、大体自分の位置が分かってない人なんですよ。

相談者:
あー、はい

加藤諦三:
自分の位置が分かってないっていうのは、自分は・・どういう人たちから、愛されてるか。

相談者:
はい

加藤諦三:
どういう人たち、は・・自分に反感を持っているのか・・

相談者:
はい

加藤諦三:
ていうような、社会の中での、自分の位置が分かってない・・

相談者:
はい

加藤諦三:
人が多いんですよね?。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、噂話っていうのは・・非常に危険なのは・・
「あの人ってこうなのよ」っていう噂話をすると、
「黙っててね」っていう、ことは、相手が親しいと錯覚しちゃうわけですよ。

相談者:
あはい

加藤諦三:
で・・その、相談した相手っていうのが、

相談者:
はい

加藤諦三:
すぐ・・周りに、言いふらしたっていうように・・

相談者:
はい

加藤諦三:
最も相談するのに

相談者:
うん

加藤諦三:
不適切な人に相談しちゃったんですよね?。

相談者:
そうですね・・

加藤諦三:
ということは・・このお嬢さん、相手を見てないわけですよね。

相談者:
はい

加藤諦三:
・・相手を見ていないってことは・・

相談者:
・・うん

加藤諦三:
自分を見ていないんですよ。

相談者:
はあ

加藤諦三:
だから・・ほんとに心を打ち明ける友だちが・・小さい頃からいなかったんだろうと思うんですよ。

相談者:
今、あ、の状況を思えば、そういうことだったと思います。

加藤諦三:
それで、今、だけど、とにかく、起きられないほど・・

相談者:
はい

加藤諦三:
落ち込んでいるということですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
で、そうなったときに、本当の友だちだったら・・心の支えになってくれるんですけども。

相談者:
はい

加藤諦三:
お嬢さん・・初めて自分の位置が分かったんじゃないのかなあ?

相談者:
うーん・・

加藤諦三:
だからこの事件は・・お嬢さんにとっては・・こう言っちゃ大変失礼なんですけども、再生して行く・・

相談者:
うん

加藤諦三:
新しい、道に、入って行く・・

相談者:
はい

加藤諦三:
いいきっかけになる事件だろうと思うんですよね。

相談者:
はあ、は、&#

加藤諦三:
だから・・ここであなたが、その・・

相談者:
はい

加藤諦三:
お嬢さんをなんか・・学校に行けない、ていうことで、責めないほうが僕はいいと思うんですけどね?。

相談者:
あ、はい
わたしあのお、単身赴任で、

加藤諦三:
はい

相談者:
月に、一度しか、戻らないもんですから。

加藤諦三:
ええ

相談者:
状況は・・母親のほうを通して、ま、聞くような・・感じではあるんですけれど。

加藤諦三:
ええ

相談者:
ま、学校に、相談をしに、自分自身で行ったり、とかはしてるんですけれど。

加藤諦三:
ええ

相談者:
側にいないので、もどかしい、感じも、してるんです。(ため息)

加藤諦三:
そりゃそうでしょうね、もどかしい。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、もしかすると、あなた単身赴任で、このお嬢さんとの・・生活は・・あんまり密では・・ないことが多かったんですか?

相談者:
あはい、密ではないです。も、10年ぐらい、単身赴任、なので。

加藤諦三:
ああー、お嬢さん寂しかったってこともあるのかもしれないですね?。

相談者:
はい、それは・・家族3人なので・・

加藤諦三:
ええ

相談者:
寂しいっていう感情は、あったと、思います。

加藤諦三:
ですから、お嬢さんを責めるというよりも・・

相談者:
はい

加藤諦三:
学校に行けなくなった気持ちを、とにかく、汲み取ってあげることだと思うんですよね。

相談者:
はい・・はい

加藤諦三:
今日はあの、スタジオにですね・・

相談者:
はい

加藤諦三:
心についてのエッセイストとしてお馴染みのマドモアゼル愛先生がいらしてんので、ご意見を伺ってみたいと思います。

(回答者に交代)

「SNS拡散で寝込む娘。罪滅ぼしから逸る父にマド愛「恋愛原則から大きく外れた」」への9件のフィードバック

  1. 娘さんが「お父さんには言わないで。」と言った理由がよくわかりました。
    この相談を採用し、わざわざ学生も先生も休んでいる祝日に放送した局にも、あまりに想像力が欠如していると、怒りを覚えました。
    私は、娘さんと同じ年頃、異性関係や家の宗教関係で絶望を感じる出来事がありました。いのちの電話に話を聞いてもらったこともあります。
    家を出て、就職して、いろんな世代の人が自分に関わってくれる中で、元気が出てきて、あっという間に中年です。
    元気を取り戻すには数年かかりましたが、あんなに苦しかったことが、薄まることもあるんだなと、当時は感慨深いものがありました。元気を取り戻す過程で、音楽教室の体験レッスンを受けてみたら、そこに集う人達がみんな個性的で、悩みも十人十色、新鮮でした。
    今は大空幸星さんの「あなたのいばしょ」という24時間のチャット相談もありますね。
    娘さんにとって、救いになる場所が見つかるといいな。
    「幸せになれないかもしれない」は「幸せになれるかもしれない」と同じことだから、大丈夫だから。

    …と、ご本人にお伝えしたいです。
    (本当の願いは、この放送の存在自体を娘さんが知らずに過ぎ去ることですが。万が一、こちらにたどり着いた時のことを考え、書かせて頂きました。)

    1. 今日は成人の日ですが、新成人に絡む話ということでこの内容を流したのかという感じは否めません。成人、昨年4月から18歳になりましたし。
      加藤さん以外だったらどんな答えになっていたのかちょっと気になりますが、親も学校も見守るのがベターでしょう。ただ、SNSは難しいなあ。
      18歳成人ということは多くがご相談者さんの娘さんのように高校3年生ですが、果たしてそれで良かったのかなあという感じはしてしまいます。
      ご相談者さん、単身赴任が10年でしたかあ。奥さんと娘さんを都市部に置いて、ご相談者さんは地方ばかりを転勤、このようになっているのか?

  2. 誰と誰がくっついたの別れたの、というのは世界の狭い高校生にとっては身近な芸能ネタ。興味本位でこういう情報を広めることがどんなに人を傷つけることか、ということを身をもって経験されたお嬢さん。
    心身ともに体力を戻されたときは自分はそんな真似はしない!という強い心が育ってると良いですね。

    それにしてもお父さん・・・
    娘に知られないように知られないようにと立ち回ってるつもりだけど
    もうバレてるんじゃない?
    夫婦そろって学校に行ったところ、娘の同級生何人かには見られてると思うんだけど・・・。
    お願いだからそっとしておいてあげて~!

  3. 他の話題にお子さんたちの興味が移る前に、両親やっちまいましたね。
    両親揃って、それも娘の恋バナ関連で学校に突撃しちゃったら、お話きかれた元彼だってその友達だってコメントしたくなっちゃう。
    燃料投下されたら炎上するの分からないかな。
    単身赴任のオヤジよ、もう余計なことはしないで、何かおかしいと思ったら妻に目を離さずいてくれ、すぐに駆けつけるぞ位言ってけば。
    娘さん、へんてこな彼とかお友達から離れるよい機会。今は辛いけど、後で振り返って笑えるようになってね。

  4. 誰も悪くはないんだけど(晒した奴が悪いんだけど)、対人関係がうまくない娘+転校した過去があるから余計に心配+単身赴任の罪悪感…が悪い方に噛み合ってこんなことになっている印象。そして「晒されることへの危機感」が薄いのは父娘共通というか、火消しのつもりがガソリンぶっかけてますよお父さん!気付いて!

  5. SNS拡散事件、気の毒だとは思うけど中学時代の体験から周りが何とかしてくれると思ってる節ありの娘さん。
    大人になったらもっと細かく絡まった悪意に遭遇する。
    そろそろ自力で立ち上がる方法を見つけなきゃ。

    今回の件、自分が悪いわけじゃないのだから堂々と学校に行けばいい。
    恥ずかしいのは拡散したヤツなんだから。

  6. まず、元カレじゃなくて、娘が交際していた男性といいなさい。
    元カレは「奥さん」「家内」のように、当事者のみ発することができるワードです。相談者様、あなたは当事者ではありません。

    娘さんからしたら、一番彼氏に申し訳ないと思ってるかもしれない。
    なのに、今回のことをきっかけに彼氏が話し掛けてくるなんて、余計心が痛くなるじゃないですか。
    あまりに想像力が欠如していて、恐怖を感じました。

  7. 昔「お父さんは心配性」ってぶっ飛んだギャグマンガがあったけど、父親のトンチキな対応は、フィクションだから笑えるんだなあと実感した
    このピントがずれまくった相談者の行動はシャレにもならない

    もちろん、娘さんは本当にきつい状況だと思う
    ただ、いじめや体罰、リベンジポルノ系は別として、人間関係のトラブルなら、高校生ともなれば自分で受け止めるしかない
    むしろこれを教訓にして、自分の脇の甘さを反省していくしかないし、周りの大人は見守りつつ、「転んでもまた一緒に立ち上がろう」と励まして安心感を与えてあげるしかない

    だけど、この相談者じゃ安心感は与えられまい
    10年単身赴任だそうだが、娘さんは8歳じゃなくもう18歳だ
    拡散した本人を問い詰めるならまだしも、小学校の友人トラブルじゃあるまいし、高校に被害を訴え、元彼に申し開きをして、一体何が解決すると思ったのか
    自分の後ろめたさが先に立って、成長した娘さんの気持ちも慮れずに思い込みで動いてることに気づかないか?
    50過ぎの割には知恵も落ち着きもないし、問題解決能力がなさすぎる

    正直、この件で娘さんは「オヤジは頼りない」と思っただろうよ
    ここからどうにか、人を見る目を磨いていってほしいが・・・

    1. 「お父さんは心配性」連載時のりぼん、読んでいたので、そうだそうだ、アレのリアルなやつだと、ハッとし、懐かしく、同意です。

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