すっからかん通帳を差し出した横領事務員が辞めると困るから時効を気にする88歳

テレフォン人生相談 2024年3月2日 土曜日

フム

じゃあ、なにかい?
何千万もの横領犯が証拠の品をおとなしく差し出して平然としてると。

で、相談者に通帳を事務員に預けるように促した資金需要旺盛な廃業間近の社長夫妻が横領に気づいていないと。

 

中川弁護士言うように、早く話した方がいい。
違う意味で。

もちろん事務員さんの濡れ衣を晴らすためw

長男が会社に流用しちゃったか、
すでに孫の新築費に充当されちゃったか、
あるいは子どもたちで分けたのを相談者が覚えてないか。
これらの合わせ技か。

色んなことが考えられるけど、中でも事務員の着服は一番可能性が低い。

 

あと、相談者が知りたかった時効。
しかたないから調べたわ。

業務上横領罪の時効は結構短くて、
刑事が犯行から7年。
民事、つまり損害賠償請求権は犯行を知ってから3年。

民事が短いのは発覚が起点だから。
7年以上前に横領されたものでも民事責任は残るというわけ。

だからもし相談者の言うとおりなら、廃業を待ってたりしたら民事の時効は免れまい。
答えてあげてれば背中を押したのに。

 

年寄りの自覚なき思い込みの破壊力はすさまじい。

あり得ない話の穴はどこ?30年前に逝った夫の退職金が振り込まれた口座が無い

作物から爺さんの下着まで。妄想的盗難被害に思い当たる後ろめたさのピント外れ

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)

相談者: 女88歳 夜は来てくれる60代の長男 縁を切った長女 何かあったら来てくれる次男 それぞれ家庭持ち

今日の一言: 高齢になったら判断は自分でしない方がいいです。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
お世話になりま、す。

加藤諦三:
はい。
最初に、年齢、教えてください。

相談者:
80うう・・8歳になりました。

加藤諦三:
88歳。はい。

相談者:
はい

加藤諦三:
今・・お一人で暮らしてんの?

相談者:
日、中は、一人で。長男が・・自分の、家庭を、離れて。私のところへ夜は、帰ってきてくれてます。

加藤諦三:
あ、そうすると夜は長男と、二人ですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
で、息子さんは、長男の方、一人?

相談者:
いや。次男、は、近くに、所帯持ってまして。

加藤諦三:
はい

相談者:
なんか、用事があったりしたら、頼めば、動いてくれます。

加藤諦三:
ああ、ああ、いいですねえ。
すと、子供は、二人ですか?

相談者:
いや、真ん中に女の子が、(苦笑)いるんだけど。

加藤諦三:
はい

相談者:
その女の子は、(苦笑)

加藤諦三:
はい

相談者:
「親子の縁を切るから」ってゆ(言)って(苦笑)・・

加藤諦三:
ああ・・その、女の子は何歳?

相談者:
・・何歳になるかなあ?・・とりあえず、もううう、孫までいる・・から、自分でね?

加藤諦三:
うん。その、あなたの孫じゃなくて、

相談者:
うん。娘もお、

加藤諦三:
この・・

相談者:
もう、孫がいるわけ。

加藤諦三:
ああ、そうですか。はい。

相談者:
はい

加藤諦三:
はい。それで・・どういうことですか?

相談者:
あのおおお・・ 長男が、一応、今・・親が起こした会社、を、継いでやってるんですけど。

加藤諦三:
っていうことはあれですね?

相談者:
わたしの・・

加藤諦三:
あなたのご主人が、ということですね?

相談者:
はい。
そ、こ、までは、長女が、会社の事務、手伝ってたんですけど。

加藤諦三:
はい

相談者:
え、一応うう・・生命保険、 が、入ったのを、分、け、て。もって、え・・・「もう会社は、辞めます」で、長女は、離れていきました。

加藤諦三:
はい

相談者:
だけど、そのお・・事務員、さん・・に、とりあえず、長男が信用して。
昔はほら、銀行屋さんもみんな会社へ来てくれてた、から。

加藤諦三:
うん

相談者:
通帳を預けといて、私の使う金を、そこから下ろしてもらえばってことでえ。通帳預けておいたわけですよね?

加藤諦三:
うん

相談者:
長男が。
そうした方がいいんじゃないかって言うこと◆#・・

加藤諦三:
長男に、

相談者:
うん

相談者:
あなたの、使う、お金の、通帳を、

相談者:
うん

加藤諦三:
預けていたんですか?

相談者:
だから、長おおお、男は、

加藤諦三:
うん

相談者:
「そうしたらいいんじゃないか」で。
「じゃあそうしようか」って・・事務員さんに、預けたら、そのお・・

加藤諦三:
(吸って)

相談者:
事務員さんが、

加藤諦三:
うん

相談者:
通帳を、自由にしてくれて。

加藤諦三:
うん

相談者:
んで・・もう、なんか、「お、か、しい、なあ・・」って気がしたから。 事務員さんに、「通帳を、持ってきてくれえ」って、持ってきてもらったら、

加藤諦三:
うや・・

相談者:
ほとんど、通帳が、空んなってたんですよ。(苦笑)

加藤諦三:
・・

相談者:
それでえ・・

加藤諦三:
だから、要するに・・長、男、が、その、お父さんが、起こした会社を、継いで。

相談者:
ええ

加藤諦三:
そこの事務の方が、

相談者:
ええ

加藤諦三:
あなたが使う、お金の通帳を、

相談者:
ええ

加藤諦三:
勝手に、使っていたと。

相談者:
ええ

加藤諦三:
はい、それで?

相談者:
で、私は、とりあえず、月十万あれば、

加藤諦三:
うん

相談者:
余るぐらいな生活してるから。

加藤諦三:
ええ

相談者:
まだ、金は、あると思ってたんだけど。

加藤諦三:
はい

相談者:
見てみたら・・長男のところの、私にすれば孫が結婚するのでえ、

加藤諦三:
うや

相談者:
近くに2000万で、うち(家)が買えるから。

加藤諦三:
うん

相談者:
長男の、嫁さんが、「お母さん、2000万、都合してくれないか」って言ったから。

加藤諦三:
うん

相談者:
それで、そういうのもあって、事務員さんに、「通帳を持ってきてくれ」って言って、取りに行ったんですよ。 事務所へね?

加藤諦三:
(吸って)ええ。そうすると、

相談者:
はい

加藤諦三:
通、帳、に、あなたはどのぐらい、あると、思ってたんですか?

相談者:
5、6000・・は、あ・・ったと思って。

加藤諦三:
5、6000万はあったんですか?

相談者:
うん

加藤諦三:
はい

相談者:
あのう・・月十万ずつ使うって、す・・言っても、

加藤諦三:
うん。つ・・

相談者:
年金 が、

加藤諦三:
うん

相談者:
年に、120、万から、130万ぐらい・・

加藤諦三:
いや、わかりました。
今日相談したいことの内容というのは、

相談者:
うん

加藤諦三:
その、5、6000万ある、はず、の、

相談者:
ええ

加藤諦三:
通帳が、あなたが見てみたら、

相談者:
はい

加藤諦三:
ほとんど、もう、無かったと。

相談者:
そう。

加藤諦三:
(吸って)

相談者:
無かったん、だけど。

加藤諦三:
はい

相談者:
まだ、それ、長男に言ってなくて。そ・・

加藤諦三:
そのことを長男に言ってない。はい。

相談者:
うん。
今それを、騒いじゃうと、

加藤諦三:
うん

相談者:
会社の事務員さんが、辞めちゃったら、長男が困るわけ。

加藤諦三:
うん

相談者:
今、事務員さんがあんまり・・ なり、手が、いないんですよね。中小、企業、だから。

加藤諦三:
うん

相談者:
それでえ・・だから・・ことは起こせないし。
といってえ・・無くなったままっていうのも・・なんか、(苦笑)腹の虫が収まんないっていうか、

加藤諦三:
うん、うん。

相談者:
それで、そういうのを、起こす・・に、は、

加藤諦三:
うん

相談者:
時効ってのが、あったんじゃあ・・起こせ、ないで、終わっちゃうなと思って。

加藤諦三:
はいはい。
だから、今、

相談者:
はい

加藤諦三:
あるはずの、お金が無くなっている、通帳が。
で、これを、どうしたらいいか?、というのが、

相談者:
そう。

加藤諦三:
今日の、電話、

相談者:
そう

加藤諦三:
くれた理由ですね?

相談者:
ええ

加藤諦三:
はい、わかりました。
今日は、弁護士の、中川潤先生がいらしてるので、

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみてください。

相談者:
はい(含み笑い)

(回答者に交代)

「すっからかん通帳を差し出した横領事務員が辞めると困るから時効を気にする88歳」への23件のフィードバック

  1. 昨日に続いて、弁護士さんの分かりやすい解説でした。相談者さんの参考になったらいいですね。

  2. 事務員を辞められると息子が困るから、って…。
    たった今すぐにでもトンズラするかもしれないのに(汗)!
    にしても、おカネ持ってるなぁ。
    2000万出して〜ってしれっとお願いできちゃう嫁もすごい。
    生活そのものには全く困ってないから、こんなに悠長にしていられるんだな。

    1. わかりやすくも、本人にあまり響いてないような…。

      聞いていてもやもやした。

  3. ちょっと疑問だったのは会社の運転資金に回したのではないのかなという事。そもそも、会社の経営状況はいかがなものだったのでしょう。そもそも、なんで会社をたたむのか?後継者がいないか、会社に価値が無いのか。

  4. 通帳も、会社も、息子も、孫も、事務員も
    本当は存在しないのかもしれない。

  5. これが本当の話なら、いろいろずさん過ぎてびっくり。

    ・多額のお金盗られても間延びした相談者

    ・ずさんで(母親の通帳、事務員に預ける?)、病んじゃった息子

    ・たかる嫁

    ・多額の横領事務員

    とっ散らかったキャストだ…。

  6. 失礼ながらお年からしてそう遠くない将来亡くなるとして。
    最悪なのは、亡くなった後に空の通帳が発覚して、相談者がわけのわからないものに
    注ぎ込んで全部なくしたんだと勘違いされてしまうこと。
    そうなると相談者が全部悪いとなり、遺族は大騒ぎ、事務員は知らぬふり。

  7. 88歳って、記憶力や思考能力は確かなのか…
    認知症のお年寄りが、盗られていない財布を盗まれた〰️って騒ぐ事例をよく耳にするけれど。
    事務員に自分の通帳預けるって…
    不思議な話。

  8. 最近は高齢者が銀行窓口でお金出そうとしても自分の口座なのにめちゃめちゃ厳しい。

    どこにどういう理由で出すのかしつこーく聞かれるし、親族の電話も必要で何度か手伝ったこともある。

    どこまでが真実か分からない世にも奇妙な物語みたい

  9. いずれにせよ、弁護士あたりにもしっかり相談された方がいいでしょう。
    廃業するにせよ、意味不明なお金の行き来をクリアにした方が安心かも。

  10. あの世に片足突っ込んでるんだから、欲深い嫁と横領事務員に戦いをお願いしたらいかがでしょうか。

  11. 医療従事者です。年寄り(80過ぎ)てお金盗まれたとか言ってるのはほぼ物忘れの事が多いです。まともに聞く前に物忘れを疑うのが確かめ方として正解です。認知症の始まりって言うか、もう、話が信用レベルから落ちてしまったという事です。
    皆さんまずお年寄りの言うこと信用しないで、落ち着いて行動してくださいませ。親だとこれを受け入れるのがキツイですが。仕方ないです。

    1. 聞いててそうだと思いました。
      長男家族から聞いたら全く別の話になりそう。

  12. 加藤先生の格言
    高齢になったら判断は自分でしないほうが良い
    は初めて聞いたかも。
    覚えて置こう、その日のために。

  13. どこからどこまでが事実で何がそうじゃないのか?ひょっとしたら全てが?
    中川先生が繰り返し念を押したように「相談者の説明がその通りだとして」物事の順序や優先順位がまったく理解判断できていないのが素人にも分かりました。
    加藤先生が「あなたにもう判断能力は無いよ」と諭しておられたのも伝わっていないんでしょうね。相談内容より歳を取ることの悲しさばかりが印象に残りました。

    1. 都合のいいことだけ(?)記憶しているという可能性、ありでしょうか。

  14. 歳とるとこんなんなっちゃうの…?
    あと「かね」っていうのすごく気になりました。下品

  15. 認知症じゃないでしょうか。親戚に似た症状の人がいました。電話で話すぶんには全く健常に思え、それこそ「警察に相談しないと」と心配したほどですが、後になってアルツハイマー型認知症と診断されたと知りました。

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