ズサン行政!留守中に土地が減った船乗りの男と証拠を隠す役所

(回答者に交代)

中川潤:
こんにちは、中川です。

相談者:
あ、どうもすいません

中川潤:
要は、その、地籍調査っていうのは、

相談者:
はい

中川潤:
あの、国土調査、

相談者:
そうじゃないんですよ。

中川潤:
国調、国調、って言ってますけどね、

相談者:
ええ

中川潤:
国調の中で、

相談者:
はい

中川潤:
確かに地籍調査っていうのは、

相談者:
ええ

中川潤:
実際にやるわけで、

相談者:
ええ

中川潤:
ただ、本来の地籍調査の流れっていうのは、実施計画をやって、

相談者:
はい

中川潤:
地元の説明会をやって、

相談者:
ああ、そうなんですか

中川潤:
で、実際の作業はね、

相談者:
はい

中川潤:
それぞれのそのお、筆界(ふでかい)って言うんですけどね。

相談者:
はい

中川潤:
あのお、土地は、さっき、三筆に分れて、いたと仰ったでしょ?

相談者:
はい

中川潤:
んで、公図っていうのがあるのご存知ですよね?

相談者:
ええ、あります。

中川潤:
ね?

相談者:
それも貰いました。

中川潤:
はい、はい
ほいで、公図う、で、筆と筆の間、の協会を筆界(ひっかい)って言うんだけども、

相談者:
はい

中川潤:
筆界を、本来そのお、地籍調査で確定するにあたっては、

相談者:
はい

中川潤:
その筆の、所有者、に立ち会ってもらって、

相談者:
はい

中川潤:
双方合意の上で、筆界を、確認をして、で、確認をしてもらって、それを基に、正確な公図を、校正をすると。
いう流れ、が本来の流れなんですよ。

相談者:
ええ、わたしも、最初、そう思っていたんです。

中川潤:
ええ、ですからね、

相談者:
はい

中川潤:
あの、もし、仮にですよ、

相談者:
ええ

中川潤:
向こうが、そのお、あなたがいなくても、あなたの代理でね、お姉さんなりが、ね?

相談者:
はい

中川潤:
筆界確認に、立ち会ってやったって言うんであれば、

相談者:
はい

中川潤:
今、情報公開制度が少なくともありますから、その情報公開制度で、向こうが出せないって言ったってえ、

相談者:
はい

中川潤:
権利関係に関する文書ですからねえ、

相談者:
はい

中川潤:
んで、あなた自身。
あるいは、あなたの代わりい、になる人間が、筆界の確認をしたって言うんであれば、

相談者:

中川潤:
その文書を開示せよ、と。
いうのは何も差し障りのあることではないですから。

相談者:
はい、はい

中川潤:
行政庁としては、開示する、義務はあるはずなんで、

相談者:
はい、はい

中川潤:
最終的に、そこで筆界確定、したのが、法務局へ送られて、

相談者:
ええ

中川潤:
登記所で確定、図面としてね、

相談者:
ええ

中川潤:
確定されるって、そういう流れになるわけだけれども、

相談者:
あー

中川潤:
その作業、が、仰るとおりだとすると、

相談者:
はい

中川潤:
ズサンに行われている可能性は、仰るとおりならば、有り得るわけですね。

相談者:
そうですよね、見せてくれって言っても、見せてくれないんですよ。

中川潤:
あの、地籍調査、一般論として、あなたの場合はちょっと別にすると、

相談者:
はい

中川潤:
地籍調査をやるっていうのは、元々、昔い、の、公図っていうのが、

相談者:
ええ

中川潤:
もっと遡れば、字限図(*)なんていうのが大昔にありましてね、

(*)字限図:
あざきりず。明治政府によって字(あざ)単位で作成された地図

 

相談者:
はあ

中川潤:
そっからあ、今で言う、俗に言う公図に、なって、

相談者:
ええ

中川潤:
で、その今の公図、今って言うか、国調、前の公図っていうのも、

相談者:
はい

中川潤:
かなり、実際の地方(じかた)とは違っていたりして、見当(けんとう)、みたいな形で、やられてることが多いもんだから、

相談者:
はい

中川潤:
だから、筆界をきちんともう一度、ちゃんと固めましょうと。
いうので、本来の目的としては、国調で、

相談者:
はい

中川潤:
地籍調査、っていうのはやるんですけども、

相談者:
はい

中川潤:
それは、まさに権利関係にも影響しますから、

相談者:
はい

中川潤:
今申し上げたように、その作業の流れの中では、その筆の所有者、自体の立会いを求めて、確認をするという作業が、

相談者:
はい

中川潤:
当然、中にあるんですよ。

相談者:
ああ・・

中川潤:
で、ちょっと離れて言うと、地籍作業の結果ね、国調の成果って言いますけども、

相談者:
はい

中川潤:
公図上、あるいは、登記簿上の坪数が、縄延び、縄縮み、って、よく言うんですけども、

相談者:
はい

中川潤:
実際は、公簿上・・

相談者:
はい

中川潤:
かなりの平米数があるんだけども、どっか起点となる所から追っかけてきて、

相談者:
はい

中川潤:
それぞれ、ポイントを、押さえていくと、実際のところは、きちんと測ってみれば、縄縮み、をしていて、

相談者:
はい

中川潤:
坪数が、減歩(げんぶ)していまっていると。

相談者:
ああ

中川潤:
いうことはあるんです。
だけど、その作業をするときには、

相談者:
はい

中川潤:
やっぱり、ほんとにそういうことなんだよ、ということを、その筆の、

相談者:
はい

中川潤:
当事者に立ち会ってもらって、確認をしてもらうと。
いう作業が、なければいけないんで、

相談者:
ええ

中川潤:
ね、流れとしては、当然それがあるんですよ。

相談者:
はい

中川潤:
本来ね。

相談者:
姉の、うちの姉に

中川潤:
はい

相談者:
「もう、言いました」って言ったんですけど、

中川潤:
はい

相談者:
聞いてけど、「全然しらない」って言うんです。

中川潤:
いや、それでね、

相談者:
はい

中川潤:
ちょっと、あのお、今みたいな状況だと、

相談者:
はい

中川潤:
それは、あのお、市なり、町なり、行って、

相談者:
ええ

中川潤:
話をされたのか、法務局へ行って、

相談者:
ええ

中川潤:
やり取りをされたのか、ということだろうと思うんですけども、

相談者:
ええ、そうです。
市に、市へいったり、

中川潤:
はい

相談者:
法務局にも行き、行ったりしたんですけどお、

中川潤:
はい、そいでねえ、

相談者:
はい

中川潤:
これえ、あなた、があ、単独でえ、動いても、らち明かないので、

相談者:
ええ、そうなんですよね

中川潤:
うん、端的に申し上げれば、

相談者:
はい

中川潤:
どなたか、弁護士い、に頼んで、

相談者:
はい

中川潤:
まず、その、地籍い、調査自体の、基礎資料、を、開示請求なり、なんなりの、形で、

相談者:
はい

中川潤:
取り寄せる。

相談者:
はい

中川潤:
というところから、おそらく、始めて、

相談者:
はあ

中川潤:
きちんとその作業がなされているのかどうか?という、ところから、スタートして、やるしかない、んだろうと思うんですね。

相談者:
ああ・・

中川潤:
だから、あなたの今の、お話い、の、今後なさるべき、こととしてはね、

相談者:
はい

中川潤:
いわゆる、よくある、あのお、無料法律相談とかってあるでしょう?

相談者:
はい、はい

中川潤:
そういうレベルの話ではないんですよ。

相談者:
はい

中川潤:
弁護士を頼んで、今、仰ってる地籍調査の、原資料、

相談者:
ええ

中川潤:
そのものを、あの、収集するところから、始めてえ、

相談者:
はい

中川潤:
で、それを争うと。

相談者:
ああ、なるほど

中川潤:
はい
いう余地もあり得るかもしれないし、

相談者:
はい

中川潤:
ちょっと、そこのところはね、係争問題として、

相談者:
はい、はい

中川潤:
特定の弁護士に・・ま、事件って、我々、言い方するんですけども、

相談者:
はい

中川潤:
係争問題、特定の係争問題にして、

相談者:
はい

中川潤:
あの、もう、お願いをして欲しいんです。

相談者:
その弁護士さんっていうのが、地元の、人、だと、どうも信用できないんですよねえ。
何故かって言うと、

中川潤:
うん

相談者:
市の、お抱えの弁護士さんみたいのがいて、相談室みたいのがあるんですよ。

中川潤:
うん

相談者:
そのことを、当時、行って言ったら、その話を出した途端に、「いや、それは、もう、関係ない」、うう・・

中川潤:
うん、だから、

相談者:
はい

中川潤:
わたしがさっき言ったのは、法律相談みたいのところへ行くんではなくて、特定の弁護士に、

相談者:
はい

中川潤:
頼むと。

相談者:
ああ、なるほど

中川潤:
いうことを、なすって欲しいんですよ。

相談者:
ああ、そうですか

中川潤:
ええ
ただ、コスト掛かりますよ。

相談者:
ああ、そうですか

中川潤:
ええ、コストを掛けて、

相談者:
はい

中川潤:
具体的な、事件として受任をしてくださいと。

相談者:
あー、なるほど

中川潤:
はい
あとの段取りは、

相談者:
はい

中川潤:
あのお、どういう所から、あの、掘り下げて行くかっていうことは、その方のリードに、相談しながら、やってみてください。

相談者:
その弁護士さんっていうのは、市外の人でもいいんですか?
例えば、今自分が住んでる隣の町の弁護士さん。

中川潤:
別に構わない、それは全然構わないですよ。

相談者:
あ、構わない。

中川潤:
ええ
弁護士、別に、その地域内でしか活動出来ないってことになってませんから。

相談者:
ああ

中川潤:
わたしだって、札幌行ってみたり、福岡行ってみたり、

相談者:
ああ

中川潤:
てことはありますよ。
ただ、コスト掛かるから、

相談者:
はい

中川潤:
あの、どうしても、例えば、自分の顧問先であればね、自分が行きますけども、

相談者:
はい

中川潤:
あの、そうじゃなければ、

相談者:
はい

中川潤:
地元の先生を紹介すると。

相談者:
ああ

中川潤:
いうのが通例なんですけども、だけど、それはコストパフォーマンスの問題で、

相談者:
はい

中川潤:
あの、エリアの限定なんてのはありませんから。

相談者:
ああ、そうですか

中川潤:
ええ、隣町の、とか、隣の市だとか、

相談者:
はい

中川潤:
でも全然構わないんですよ。

相談者:
ええ、分りました。

中川潤:
ええ

相談者:
はい、ありがとうございました。

中川潤:
はあい、よろしいですかあ?

相談者:
ありがとうございました。

(再びパーソナリティ)


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