テレフォン人生相談 2020年10月14日 水曜日
看護師として働いて来たが介護にシフトしたくてデイサービスに転職して2ヶ月。
パートで働く。
人間関係につまづき再転職すべきかどうかで悩む。
新人若手のお二方(*)、
鏡を持たぬ相談者に気づきを与えるのが番組の売りじゃないのかしら?
(*)新人若手: 番組内での相対的位置づけ
相手の言葉をさえぎる先食い喋り、単語の選択・・
古株と呼ぶその人はアンタの上司ね。
取り巻きと呼ぶ人たちはアンタの同僚ね。
結局、相談者自らの振る舞いを振り返る言葉はなし。
もし何の理由もなしに今の状況なら、その事業所は新興宗教か、スタッフは全員キチガイ。
「伊達に20年近くやって来たわけではない」
「医療と介護だと、全然やっぱり医療のほうが勝るというのはおかしんですけど」
「そんなことは分かっているよっていうことはたくさんあるんです」
「すっごい古いんですよ、やり方が」
こういうの、内に秘められる強(したた)かさでもあれば上手く泳いでいけるんだけど、アンタにそれはない。
人間関係につまずかない方がよっぽど不思議。
どうしたらいいかなあ・・こういうパートさん
とりあえず先輩は、新人が何を知っていて何を知らないかなんて分からないで説明するでしょ。
知識レベルをアピールしてない?
しかも否定的ニュアンス含み。
上で列挙したセリフは脳内だし、アンタは否定するだろうけど。
たとえば、そうねえ・・
想像するに、
やり方に、ざぁとらしく驚いて見せたり、嘲笑(あざけわら)ったり。
あるいは別の単語に言い換えて確認したり。
とにかく全身から漂うマウント臭。
この手の人物評はすぐさま共有されるのが女の世界。
(もちろんスタッフには男性もいることはいる)
たとえやり方を自己流にアレンジされても、アンタ相手じゃ直接注意も出来ないし、同僚レベルじゃ良し悪しも判断できない。
で、単なる報連相(*)が、アンタに言わせると、
「私の行動をいちいちチクりに行く」
(*)報連相: ほうれんそう。報告、連絡、相談。上司に対する部下の義務。
想像だけでは収まらない事実もある。
所長に訴えたときのくだり。
「『私が辞めるか、我慢するか、彼女が辞めるか、3つしかないですよね?』って私は結論を出した」
「彼女」というのは面接官まで務めたその人。
セリフの主は入って2ヶ月のパート。
彼女が辞めるかぁ!?
キチガイはここに居た。
アンタ。
「古株」やら「彼女」には、准看とかじゃなくてキチンとした役職名があるのに。
主任とか、〇〇長とか。
もっとも、あえて相談者の肩を持つとすれば問題の根っこはマネジメントマター。
玉置 お仕事の内容はなんですか?
女 看護師です
それは保有資格。
正しい答えは介護スタッフ、介護士見習い。
求人はデイサービスのスタッフ。
間違っても看護師募集ではない。
所長はまずこの勘違いを正さなければいけないのだが、出来ない。
看護師常駐を陰に陽にアピールしている、しようと思っているから。
そんな雰囲気を感じ取っているからこその相談者のデカい態度。
「給料の面でも今までの半分になったので全然納得できていないんです」
さすがに時給は入社前に提示されるハズなんだけど、資格を持ち上げられて介護士見習いの自覚を持てないまま。
言うまでもなく、求人票にある「看護師募集」と「看護師等有資格者歓迎」は天と地ほど違う。
介護スタッフの求人に、何げに「資格者歓迎」と載せたら、図らずも釣れた行き詰まり看護師。
数万円のタブレットすらケチって取り合いになる経営の本領発揮。
ミスマッチで苦労するのは現場だ。
立場を理解できない転職者とセコいマネジメントのしわ寄せは現場に。
構図は全く一緒。
保育士は全員バイト。皆に好かれる先輩が辛くあたる。その貧し過ぎるワケ
P.S.
タイトルの意味が分からないというお叱りを受けた。
失礼した。
たった一つのスキルとは協調性です。
パーソナリティ: 玉置妙憂
回答者: 野島梨恵(弁護士)
相談者: 女45歳正看護師 夫50歳 看護師の娘と薬剤師の息子