記憶を呼び覚ます謝罪と言う名の2度目の虐待。共通するのは自身の感情のはけ口

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは

相談者:
こんにちは

大原敬子:
あの、いくつかのパターンがあって、

相談者:
はい

大原敬子:
あの、お嬢さんと・・

相談者:
はい

大原敬子:
あなたの・・

相談者:
はい

大原敬子:
その子育ての中には・・

相談者:
はい

大原敬子:
ご主人さまがすっかり入ってるんですね。

相談者:
・・

大原敬子:
お嬢さんの裏に夫がいて、

相談者:
はい

大原敬子:
その夫の感情の・・

相談者:
はい

大原敬子:
掃き溜めが、お嬢さんだった。

相談者:
・・ああー

大原敬子:
それをあなた知ってるんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
だから・・

相談者:
はい

大原敬子:
夫とは言いたくないから、お嬢さんに、
「他者の影響によってお母さんは」・・

相談者:
はい

大原敬子:
「あなたにこうしたんだ」っていうことのほうが、全部自分の感情出しやすいんです。

相談者:
あー

大原敬子:
で、自分はホッとしたんですね。
あ、叩いたことも全部喋って・・

相談者:
はい

大原敬子:
もうわたしは楽だわって。

相談者:
そうです。

大原敬子:
ところがちょっと待ってってことがあるんですね。

相談者:
はい、はい

大原敬子:
お嬢さんからすると・・

相談者:
はい

大原敬子:
お母さんとして怒ってるんじゃなかったんだと。

相談者:
はい

大原敬子:
わたしが・・とばっちりを受けたんだと。

相談者:
そうです、はい

大原敬子:
「じゃあ、何?今まであの怒ったことは」って思っちゃ、しまうんです。

今井通子:
うん

相談者:
はあー、そうですよね・・

大原敬子:
あのね?

相談者:
はあー

大原敬子:
これ、子育てで一番やってはいけないことなんです。
例えばお姑さんでもそうです。
よくありますでしょ?、「お祖母ちゃんがね?すごくうるさくってね」って、言う方いらっしゃるんです。
他人の、何かの原因で、

相談者:
はい

大原敬子:
お母さんは、ついやってしまったっていうことが、してはいけないことなんですね。

相談者:
・・はい・・分かります。

大原敬子:
じゃ、そういうときどうするかってことです。

相談者:
はい

大原敬子:
あの、例えば弟さんが、やっ・・

相談者:
はい

大原敬子:
お姉ちゃんが蹴ったりしますね?

相談者:
はい

大原敬子:
あなたはどうしました?

相談者:
「ちょっと待って」って・・「落ち着こう」って言って、そのあとすぐ息子お・・と、外に出て・・お姉ちゃんには・・

大原敬子:
うん

相談者:
「息子を落ち着かせて来るから」あ、えー、長女には待つように、「ちょっと待っててね」と言って、息子を・・近くのスーパーに連れて行って・・でそこで、ま、自販機でジュースを買って、
「なんでさっきあんなに、何がいやだったの?」って息子のほう、の気持ちを聞いて落ち着かせて、
「でもここはいけなかったよね」と言・・って、お、言い聞かせてから家に戻ってえ、
「さっきの悪かったとこお姉ちゃんに謝ろうね」って言、って・・先に謝らせて・・で、そのあとに、お姉ちゃんのほうにも、
「お姉ちゃんも、蹴ったりしたのはいけないから」・・息子にも「『ごめんね』してね」って言って、ま・・「ごめんね」とかってぶっきらぼうに、言って・・
も、次はないようにしようねっていう、パターン・・です。

大原敬子:
きょうだい喧嘩で・・

相談者:
はい

大原敬子:
きょうだいを引き離して、

相談者:
はい

大原敬子:
喧嘩を仲裁させる、これ一番ひどいやり方なんですよ。
残った子の、

相談者:
はい

大原敬子:
心を見てない。

相談者:
うーん、そうですよねえ・・

大原敬子:
ね?、だから、これから・・

相談者:
それは気になりながら、外出て・・

大原敬子:
きょうだい喧嘩のときにはね?

相談者:
はい、はい

大原敬子:
もう、よく昔から言いますけども、

相談者:
はい

大原敬子:
あの、絆創膏から全部置いといて、

相談者:
はい

大原敬子:
「これね、ちょっと待ってね」って「やってるわね」って、はい・・

相談者:
はい

大原敬子:
全部用意しました。

相談者:
はい

大原敬子:
「いいですよ。大きな喧嘩しても。ここに用意してあるからね。頑張って、喧嘩してちょうだいね」って、「お母さんちょっと失礼します」って出て行くんです。

相談者:
はあ(ため息混じり)・・はい

大原敬子:
も100%子どもはね?

相談者:
はい

大原敬子:
ね?・・「お母さんそれ違うだろ?」と思うんですよ(含み笑い)。

相談者:
はあ、ハハハ(苦笑)

大原敬子:
そこで冷静になって、

相談者:
はい

大原敬子:
あとで・・

相談者:
はい

大原敬子:
優しくなるんです、きょうだいが。
お母さんがなまじっかのね?

相談者:
はい

大原敬子:
なまじっかの・・いい人感じをぶってね?

相談者:
はい

大原敬子:
どちらかの子どもに、

相談者:
はい

大原敬子:
傷をつけて、

相談者:
はい

大原敬子:
どちらの子どもには、「だから、あなたはダメなんだ」っていう・・

相談者:
はい

大原敬子:
差別になっちゃうんですよ?

相談者:
(大きく息を吸って)・・分かりました。はい
あの、今、大原先生におっしゃっていただいて、

大原敬子:
ええ

相談者:
あの、辻褄が合うなと、すごく納得できます。

大原敬子:
そうですか。

相談者:
はい

大原敬子:
で、今、このお姉さん・・

相談者:
はい

大原敬子:
あ、お姉ちゃんのこれは、反抗ではなくって、

相談者:
はい

大原敬子:
どこまでわたしの感情を、出して、

相談者:
はい、うーん

大原敬子:
お母さんが・・

相談者:
はい

大原敬子:
呑むのかな?っていう試験なんです。これ。

相談者:
あー・・うーん

大原敬子:
つまり・・わたし達大人はもう、人間はです、人間は・・

相談者:
はい、はい

大原敬子:
わたしの心を理解してくれたら・・過去はどうでもいいんです。

相談者:
うーん(大きく息を吸って)

大原敬子:
じゃない?あなた。

相談者:
あー、そうなんだ。はい

大原敬子:
そうでしょ?・・だから、あの、ご主人さま、「ごめんな」っていうよりも、

相談者:
はい

大原敬子:
「辛かったんだね」って言われたときのほうが・・

相談者:
はい

大原敬子:
「もういい。過去は」ってなってしまうんですよ。

相談者:
あーあー

大原敬子:
「あのときはこうだから、仕方なかったんだ」って、正論で持って来られるほど・・

相談者:
はい

大原敬子:
人間はね?・・腹立たしいものはないんですよ。

相談者:
あー

大原敬子:
ね?

相談者:
はい

大原敬子:
そうですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
そうすると、今のお嬢さんは・・

相談者:
はい

大原敬子:
これから、反抗ではなくって、

相談者:
はい

大原敬子:
感情を出した、良かったって。

相談者:
はい・・はあ

大原敬子:
もしこれが・・

相談者:
はい

大原敬子:
これ怖くなってしまうと・・

相談者:
はい

大原敬子:
感情が出せない子になるんですよ。

相談者:
・・

大原敬子:
恐怖感はまだないと思います。

相談者:
・・はい

大原敬子:
だけど常にお母さんに・・

相談者:
はい

大原敬子:
あのときに、わたしを殴ったの、叩いたのは・・誰かのせいでわたしに来るんだと思ったことを・・与えてしまうと・・

相談者:
うん

大原敬子:
彼女自身の強迫感が消えないんですね。

相談者:
ふうーん

大原敬子:
ですからそれは、

相談者:
はい

大原敬子:
時間をかけて、

相談者:
はい

大原敬子:
お風呂に入るとか・・

相談者:
はい

大原敬子:
一緒にお買い物するとか。

相談者:
はい

大原敬子:
とにかく、

相談者:
あー

大原敬子:
あの、真正面で向き合ったらダメなんです、こういう関係は。

相談者:
はい・・あ、ダメなんですね。

大原敬子:
そうなんです。
だってあなた・・

相談者:
はい

大原敬子:
夫と、自分がホントの話をしようと思ったときに・・

相談者:
はい

大原敬子:
真正面で話します?

相談者:
・・

大原敬子:
車に乗っていて・・

相談者:
はあーあ

大原敬子:
助手席に乗るとか。

相談者:
そうですね。

大原敬子:
買い物に行って・・

相談者:
はい

大原敬子:
あ、「このサンマいいよね」って言いながら、

相談者:
はい

大原敬子:
チラッとあなたね?、こないだ、「去年はね」って言えるでしょ?

相談者:
はい、はい

大原敬子:
つまり、意識がそこに・・心は横にいると。

相談者:
あー、はい

大原敬子:
だけど・・

相談者:
はい

大原敬子:
頭の中には・・

相談者:
はい、はい

大原敬子:
現実も話す。

相談者:
はい

大原敬子:
と、相手は強迫がない、受け入れる・・

相談者:
はい

大原敬子:
構えがね?

相談者:
はい

大原敬子:
ふわっと楽になるんですよ。

相談者:
うーん、なるほど。

大原敬子:
ですからお嬢さんには、

相談者:
はい

大原敬子:
買い物に行くとか。

相談者:
はい

大原敬子:
お洋服でも・・

相談者:
はい

大原敬子:
「あ、これ着たかったの?」って、「でもお母さんこの時々の服って、あなたはこうだったのよ」って喋りながらやると、お嬢さんも、「じゃ、どんな服がいいのよ」って聞くはずです。

相談者:
うーん、なるほど、はい

大原敬子:
分かります?だから、真正面切って・・

相談者:
はい

大原敬子:
お嬢さんと会話するんではなくって、

相談者:
はい

大原敬子:
ある1つの世界の中に、洋服の、売り場の世界に誘(いざな)うとかね?

相談者:
はい、はい

大原敬子:
お風呂とか・・

相談者:
はい

大原敬子:
買い物とか・・

相談者:
あー、はい

大原敬子:
食事中とか。

相談者:
すごい喜びます。

大原敬子:
そ、そうです。

相談者:
はい

大原敬子:
その・・ズッポリと入ったある世界の中で、

相談者:
はい、はい

大原敬子:
あなたは・・

相談者:
はい

大原敬子:
少しずつ心を出す。

相談者:
・・

大原敬子:
よろしいでしょうか?そうすると・・

相談者:
はい

大原敬子:
今日から・・

相談者:
はい

大原敬子:
自分の、子育てを・・

相談者:
はい

大原敬子:
過去に振り向かないで。

相談者:
はい

大原敬子:
お嬢さん反抗期まで、これから無論、反抗期の時期もありますよ?

相談者:
はい

大原敬子:
でも・・

相談者:
はい

大原敬子:
あ、この子、よく、感情を出したわねって、

相談者:
はい

大原敬子:
お母さんそれできなかった。強いのねって・・

相談者:
はい

大原敬子:
一旦、その出した感情を・・

相談者:
はい

大原敬子:
受け入れる。

相談者:
はい、感情を受け入れる。はい

大原敬子:
そうするとね、お嬢さんこう言います。

相談者:
はい

大原敬子:
「そんなつまりで言ったんじゃないのよ」と、

相談者:
はい

大原敬子:
「本気だもん」って言うのよ。言います。

相談者:
はい、はい

大原敬子:
恥かしいからね?

相談者:
はい

大原敬子:
分かった。なんでもいい。

相談者:
はい

大原敬子:
やっぱりわたしの子どもだってことで・・そこが初めて、

相談者:
はい

大原敬子:
受け止めるってことです。

相談者:
はい

大原敬子:
抱きしめる。

相談者:
はい

大原敬子:
それです。

相談者:
はい

大原敬子:
大丈夫と思いますよ。
今井先生に代わりますね。先生。

相談者:
はい。ありがとうございます。

大原敬子:
はい

相談者:
はい

(再びパーソナリティ)

今井通子:
お分かりいただけましたか?

相談者:
はい

今井通子:
ご主人も、でも今は、ね?

相談者:
はい

今井通子:
いい方っていうか・・なんでしょ?

相談者:
そうですね、今はあ、あ、自分の、仕事も落ち着いて育児に対しても、できる限りは、やろうと、

今井通子:
ん、ん

大原敬子:
あー素晴らしい

今井通子:
うん、うん

相談者:
関わろうとはして、くれて、るの、います、はい

今井通子:
うん・・あのお・・

相談者:
はい

今井通子:
お嬢さんのほうは・・

相談者:
はい

今井通子:
そのうちにい・・ご主人のほうを嫌って来るかもしれない(苦笑)、と思うので、

相談者:
そう、そうですね。

今井通子:
うん

相談者:
はい

今井通子:
そこのところをね?

相談者:
はい、はい

今井通子:
上手くね、つないであげるっていうのが、必要かもしれない。

相談者:
つなぐ・・
はい

今井通子:
うん

相談者:
ホント、はい、今日はありがとうございました。

今井通子:
はい、どうも、失礼します。

相談者:
はい、ありがとうございました。

大原敬子:
はいサヨナラ

相談者:
失礼いたしまあす。

 


「記憶を呼び覚ます謝罪と言う名の2度目の虐待。共通するのは自身の感情のはけ口」への10件のフィードバック

  1. 親子なんだから追い詰められた時の振る舞いが似ているのは当たり前じゃん。
    カエルの子はカエル

  2. 管理人さんのコメントの、夫婦仲がよければいいって言葉に救われました。
    私は毒親育ちで、子育てのダメなやり方しか知らなくて、正解が何か、勉強中だけど、まだまだわからないことが多い。
    でも、夫婦でいたわりあっていると、こどもがほっとした柔らかい顔をすることに、最近気づきました。
    たいしたことはできなくても、せめて安心させてあげられればいいのかもしれないですね。

  3. 管理人さんの言う通りに、まずは夫婦仲。
    自分は所謂後妻の者である。主人と前妻は仲が良く無かったと聞いた。私と主人が一緒になってから、低迷気味だった子供の成績が改善し、就職も早々に決まった。主人との付き合い方は、まずは聞き役に徹している。
    相談者に目を向けると、相談者旦那⇒相談者⇒子供と暴力が連鎖している、ということである。もしかしたら、相談者は過去にも誰かをサンドバッグにしていたのではなかろうか。
    というのも、自分が二十代の頃にいた関西の職場では、相談者が相談者子供にしていたような暴言をナチュラルに吐く女子社員が多かった。そして、そういう女子程に既婚⇒プレママへと人生の階段を駆け上がるのも早かった。男にしたら強くて逞しい女子に見えるのだろう。虐待ママ予備群の中にはクリスチャンもいたのはゾッとした。社会でマウントの味を得た人間が家庭で改心するとは、自分は信じられない。会社でマウントしても最悪結婚出産で会社から逃げられるし、相手も退社して逃げる。責任を問われる機会が少ないまま家庭へ入る。家庭では子供にマウントすれば、当然子供が逃げることもなく、逆に子供へ記憶が蓄積する。これが所謂虐待の連鎖である。
    大原先生は「一歩距離置いて、横に並ぶ」つまり程よい対等な目線を提唱していた。相談者が実行すべき相手は子供もさることながら、まずは旦那にだろう。ただし、相談者がマウントの味をしめていた人間なら、アドバイスは届かない。

  4. ほんとですね。
    親は夫婦仲さえ良ければなにもいらない。
    そのとおり。
    両親も健在ですが、夫婦仲は微妙。
    自分も40代になり子供二人いますが、子供のため
    にも仲良くせねば思います。
    本当は子供達のためでなく、普通に仲良くしたいとは
    思いますがこれが、案外難しいですね。

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