お金の悩み相談

同棲解消したら失くなった腕時計。被害届け出したら質屋から出てきた

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2020年11月21日 23件のコメント

（回答者に交代）

坂井眞：
はい、よろしくお願いします。

相談者：
お願いします。

坂井眞：
あの、最後のところで、どういうご相談だ、か？っていうのが、あの、分かって来たので（苦笑）えー・・

相談者：
はい

坂井眞：
良かったんですけども、

相談者：
はい

坂井眞：
えっと、質屋さんは知ってると思うんだけれども、
あの、ちょっと、法律の話になっちゃうから、

相談者：
はい

坂井眞：
あの、む、難しいっていうか、は、理屈の話になって申し訳ないんだけれども、

相談者：
はい

坂井眞：
ま、前提として、あなたの物であったということは争いがなくて、

相談者：
はい

坂井眞：
あなたの物を、他人である元同棲相手が、盗んで・・それで、質屋さんに売ってしまったって、こういうことになるわけじゃないですか？

相談者：
はい

坂井眞：
で、ちょっとここからが理屈の話になるんですけど。
えー、動産っていいますけど、ま、土地や建物じゃない、普通の・・え、商品、も含めてですね、えー、腕時計もそうだし、なんか、電化製品もそうだし、そういう物を動産といって、えー、表現するんですけど。法律では。

相談者：
はい

坂井眞：
でえ、そういう、ま、腕時計のような物は・・ま、普通の取引で、買い取ったりした場合には、売った側が、もし自分の物、でない、場合でも、買ったほうはそれ、分からないじゃないですか。

相談者：
はい

坂井眞：
土地や建物だったら、登記で確認するっていう手がありますよね？

相談者：
はい

坂井眞：
だけど、腕時計なんてのは、なかなか難しいですよね？

相談者：
はい

坂井眞：
それを買い取ったときに、い、チェックするのが難しいから、あー、ま、普通の、平穏な取引で・・えー、買い取ったりした場合は、相手が所有権持ってなくても、所有権は買った人に移りますっていう、そういう規定があるんですよ。

相談者：
・・えーと、だから、今、今の段階でその所有権ていうのはそのお店にあるっていうことです・・

坂井眞：
こっから先が「そうじゃないよ」って話をこれからしようと思うんですけどね。

相談者：
はい

坂井眞：
あの、今民法の話をしていて。

相談者：
はい

坂井眞：
民法の１９２条(*)って、ま、あえて条文言っちゃいますけど。
そこに即時取得ってのが書いてあって、

(*)民法　第192条
(即時取得)
取引行為によって、平穏に、かつ、公然と動産の占有を始めた者は、善意であり、かつ、過失がないときは、即時にその動産について行使する権利を取得する。
＜wikibooks＞

相談者：
はい

坂井眞：
普通はそうやって、買った人が、ま、あの、守られるのね。

相談者：
はい

坂井眞：
ただ、その次の条文があってね１０３、１９３条(*)っていう条文があって。

(*)第193条
(盗品又は遺失物の回復)
前条の場合において、占有物が盗品又は遺失物であるときは、被害者又は遺失者は、盗難又は遺失の時から二年間、占有者に対してその物の回復を請求することができる。
＜wikibooks＞

相談者：
はい

坂井眞：
盗品、つまり盗まれた物ですよね、あなたの場合の腕時計。

相談者：
はい

坂井眞：
えー、それが、遺失物の場合については、そういう普通の取引であっ・・えー、手に入れた物であっても、おー、なくなったときから２年間・・今、占有してる人、人に対して回復を請求することができるっていう、そういう条文があるんですよ。

相談者：
ほお・・

坂井眞：
でえ、まだ、２年も経ってないですよね？

相談者：
はい（苦笑）

坂井眞：
数ヶ月でしょ？

相談者：
はい

坂井眞：
だから、ちょっと細かい事情、まだ、よく見えてないところがあるんだけれども、
そういう基本的な条文から考えると・・ま、盗品かどうか？っていう議論がきっと出て来る、ような気がするけど。でも、法律的にいったら、盗品だよね？あなたの腕時計、高価な腕時計を？

相談者：
はい

坂井眞：
そりゃいくら同棲相手だって、それはあなたの物なんで。
で、それを、お、今そのお・・お金を出して買ったと言ったって、

相談者：
はい

坂井眞：
本当の所有者、つまりあなた・・

相談者：
はい

坂井眞：
から、今、それを占有している、質屋さん、占有っていうんですけどね、持っている人のこと。

相談者：
はい

坂井眞：
えー、持っている質屋さんに対して、えー、「その物を返してくれ」ということができるっていう、そういう、す、条文があるんです。

相談者：
はい

坂井眞：
難しいですか？

相談者：
いや

坂井眞：
アハハ（苦笑）
だから、あの・・盗まれた物については、あー、「お金を出して買ったから、もうわたしの物だ」っていうのは簡単に言えないっいうことなんですよ。

相談者：
あーはい

坂井眞：
で、ましてえ、質屋さんってプロだからね？

相談者：
はい

坂井眞：
そういうことはホントは知ってると思うんですよ。

相談者：
・・

坂井眞：
で、そうすっと質屋さん可哀想、お、なんだけど、騙されちゃってるから。

相談者：
はい

坂井眞：
それはその売りに行った・・元同棲相手が悪いんだから、

相談者：
はい

坂井眞：
「ちゃんと金返してくれ」って、そっちに言わなきゃダメだってこういうことになりますよね。

相談者：
・・あー、はあ、お店のほうがですね？

坂井眞：
そうそ

相談者：
で、ま今、先生の・・あの、あれなんですけど、
もうだから、もう１本のほうの、

坂井眞：
うん

相談者：
ま、２年は絶対経ってないんですけれども、

坂井眞：
はい

相談者：
その、もう１本の自分が寝起きしてないとこに置いてあったやつの・・えーと、その、何月何日から、何月何日の間に・・は、あったんだっていうことが、自分の中で分かんないんですよね。

坂井眞：
だけど、その・・はっきりしない物っていうのも・・ま、思い出そうとしてできなかったんだから、で、無理かもしれないけど。
いつ付けたとかいうのは全然分かんないんですか？

相談者：
・・一応あの・・分かっ、えーと、分かってるほうの時計え、のお店え、に・・昨年の夏ぐらいにしてってます。

坂井眞：
その・・

相談者：
で、店員さんも見てるんです。

坂井眞：
２本目？

相談者：
えーと、２本目っていうか・・

坂井眞：
え？

相談者：
えーと・・

坂井眞：
はっきりしてないほう？

相談者：
はっきりしてないほう。

坂井眞：
うん、じゃ、昨年の夏っていうことはまだ２年経ってないじゃない？

相談者：
はい

坂井眞：
で、そのときは自分のところにあったんだから、盗まれたのはそのあとってことですよね？

相談者：
はい

坂井眞：
な「２年経ってないですよ」て言ったらどうですか？

相談者：
で、それはあれですか？もしその・・ちゃんとしたあのお、時計屋さんなので、

坂井眞：
はい

相談者：
例えばそこの店員さんとかには「いついつ見てますよ」っていうこと言ってもらえばあれですかね？

坂井眞：
うん、なんか、あの、簡単な書面書いてもらってもいいじゃないですか？ホントに行ってて・・あの・・お、覚えててく、くれるんだったら、書いてもらう・・てもいんじゃないですか？

相談者：
あーあ

坂井眞：
で、そうすると、その２年、ていうところはクリアできるから。
さっき言った、あの、法律の・・ね？条文があるから。

相談者：
はい

坂井眞：
どちらもこれは、同棲相手に盗まれた物なんだから・・あー、それは、あの、質屋さん返し、返さないとダメですよっていう話になりますよね。

相談者：
ふうん

坂井眞：
で、それがまあその・・民法上の・・整理になるんですけど。

相談者：
（息を吸って）じゃ、わたしのほうとしてはとりあえずその・・時計屋さあん、のとこでいついつしてたっていうの、軽く書面に書いてもらって、

坂井眞：
はい

相談者：
で、まあ、あの・・そこ、それを一応、ま、証明書として持ってて、

坂井眞：
うん

相談者：
ま、「次回」あの「警察」う、「にまた」・・「来ていただくことになります」みたいな形で、あのお・・警察署を去ったので、

坂井眞：
はい

相談者：
そのときに一応、刑事さんにそういう書面を渡したら・・またちょっと効果出て来ますかね？

坂井眞：
うん、あの、警察は刑事事件として処理するだけで、

相談者：
は、あー、そっかそっか。

坂井眞：
うん、あのお、ん、取り返す相手は・・７６万払って買い取った質屋さんじゃないですか？

相談者：
はい

坂井眞：
で、恐らく任意提出・・だと思うんだけど、それを警察が・・ま、証拠品として持ってるわけですよね？

相談者：
はい

坂井眞：
で、放っといたら、警察は、提出した人のところに返しちゃうから。
ま、そこで警察悩むと思うんだけどね？、所有者に返したほうがいいんじゃないか？とか・・って、民法の規定分かってるから。

相談者：
あーあ

坂井眞：
で、そういうところで、「いや、２年間は」、あの「所有者であるわたしのところ」、お、あ、「わたしが・・『返してくれ』と言えるんだから」・・あ、「わたしのところ、に」、いー「戻してくれないと困る」と、そういう話にはなりますよね。質屋さんとの間でね。

相談者：
ああ

坂井眞：
で、そのための資料として、その店員さんの、おー、なんか、証言というか、書いてもらった物が役に立つだろうと。
だからあなたとしてできることは、まずは、あの、さっきおっしゃったように・・２つ共盗まれ、てから２年経ってないってことをはっきりさせて、

相談者：
はい

坂井眞：
だから、質屋さんに、え、「これはわたしに返してくれないといけないんじゃないですか？」と要求するということ、になると思います。

相談者：
はい。分かりました。

坂井眞：
はい

（再びパーソナリティ）

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