娘がワイドショーを賑わす不安に駆られる女70歳の特徴的な受け答え

(回答者に交代)

大原敬子:
もしもし。

相談者:
はい、もしもし。

大原敬子:
こんにちは。

相談者:
お願いします。

大原敬子:
はい

相談者:
◆#$%□

大原敬子:
まずですね、あなたの中、いろ、んな、複雑なものがあるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
それ、整理しないと、あなた自身が途中で、癇癪を起こしちゃうんですよ。
なぜか、というと。

相談者:
はい

大原敬子:
えーっと、あなたの幼児期のときの体験がありますね?

相談者:
はい

大原敬子:
ご主人さまが、急に変わってしまった。

相談者:
はい

大原敬子:
嬉しいことなのに、不安がある。あなたの心。

相談者:
あ、そうですね、はい。

大原敬子:
それから、お嬢さんと、しょっちゅう、やったのに、突然来なくなった。

相談者:
はい

大原敬子:
そのときに、普通は、「あ」ほっとするんですけども。

相談者:
そうですね、はい。

大原敬子:
あな、ね?だけども、よおく、あなたの心に、

相談者:
はい

大原敬子:
自分と向き合ってほしいのは、

相談者:
はい

大原敬子:
自分の中に、

相談者:
はい

大原敬子:
ある感情があって、

相談者:
はい

大原敬子:
その、現実を見るのが怖いので、

相談者:
はい

大原敬子:
娘さんが、「ある事件を起こしてしまったら、心配だ」って言うように、自分で問題を作って・・相談してるんじゃないかと私は思ってるんです。

相談者:
あー、そうですか。はい。

大原敬子:
うん。

相談者:
はい

大原敬子:
なぜそういうか?っていうと。
「そうですよ?」とかね?

相談者:
はい、はい

大原敬子:
あの、イライラしてるんですね、きっと。

相談者:
あー、そうです。

大原敬子:
そうでしょ?(苦笑)

相談者:
はい

大原敬子:
で、突き放す言い方してるんです。

相談者:
あー・・そうですか。

大原敬子:
それはねえ、

相談者:
はい

大原敬子:
誰もが、わかってくれないと。私はこんなに苦労してるのに。

相談者:
はい

大原敬子:
自分で喋ってる間に。段々段々、怒りが出てきて。
これ、あなたの口癖だと思うんです。無意識ですよねえ?

相談者:
そうです。

大原敬子:
でも、

相談者:
そうですねえ、そうですねえ。

大原敬子:
「そうですよ」っていうのをね、うん。

相談者:
はい

大原敬子:
今後ね、

相談者:
はい

大原敬子:
「そうですよ」じゃなくて、「そうですねえ」って下げることです。

相談者:
・・

大原敬子:
「そうですよ」、「そうですよ」ったら、突き放してるんですね。

相談者:
あ、そうです・・あ、は(笑い)また言っちゃった(苦笑)。ねえ、

大原敬子:
(笑い)そう、アハハハ

相談者:
いやあ、いや

大原敬子:
ね、それを、意識して。

相談者:
はい

大原敬子:
「ああそうか、私そうして、自分の中で、無意識に、」

相談者:
はい

大原敬子:
「相手と、触れ合いたいんだけども、」

相談者:
はい

大原敬子:
「どっかで怖くて、突き放しちゃう。」

相談者:
あー、そうですか。

大原敬子:
ううん。

相談者:
ふうんん・・

大原敬子:
それがあるんですねえ。
で、それを、自分の中でもう一度、見つめ直してください。

相談者:
はい

大原敬子:
つまり、あなた自身の中に、この、突き放す言い方は一体何だろうか?って。

相談者:
うーん・・

大原敬子:
親しくなりたい、な、けれども、

相談者:
うーん・・

大原敬子:
ずうっと、積み重ねた、イライラがあるんですね。不満が。

相談者:
はい。あります、それは。

大原敬子:
ね?、それを、どっから喋っていいかも、わからない。ありすぎちゃって。

相談者:
はい。はい。

大原敬子:
だから、聞いてくる相手が、・・すぐにわかってくれればいいんですけども、

相談者:
はい

大原敬子:
わかってくれないと、「違いますよ」

相談者:
はい

大原敬子:
「そうじゃ無いんだから」ってんでね、「なぜあなたは、私のこの喋ってることは、理解できないんだ?」って、責めちゃうんです。

相談者:
あー・・はい。そうですか・・

大原敬子:
それは、幼児と同じですよね。「違う、違う、違う、」ってのと、

相談者:
あー・・

大原敬子:
うまく、自分の気持ちを、伝えられないから。

相談者:
あー。

大原敬子:
それが、今のあなたの、お歳まで、

相談者:
・・はい

大原敬子:
人とのコミュニケーションの中で、

相談者:
はい

相談者:
「私はね、今こういうことがあってね」ってことは、言えなくなってしまったんです。

相談者:
・・はい

大原敬子:
だから、自分と違ったような答えが返ってくると、「もう駄目だわ」って思ってしまうんです。

相談者:
そうですね、はい。

大原敬子:
そうでしょお?

相談者:
そうです。はい

大原敬子:
それわかってくださいました?

相談者:
はい

大原敬子:
じゃあ、あのうう、突き放さないで、聞いてくださいね。

相談者:
はい

大原敬子:
ひ、ね?まずですね、あなた自身の幼児期のことです。

相談者:
はい

大原敬子:
これが大きな原因なんですけれども。

相談者:
はい

大原敬子:
あのおう、お母さんは、無関心だったんです。

相談者:
・・はい

大原敬子:
「お母さんね、今日ね、頭痛いの」っていったら、「あ、そう?、じゃあ、薬飲みなさい」って感じなんです。だから、一応は表面的に見てくれてるんですけども、あなたが求めている、「どこ」って額に手を当てて、「あら、ちょっと、熱いわね」って。

相談者:
うんん。

大原敬子:
「ちょっと、頭、」

相談者:
あー・・

大原敬子:
「冷やしてみようか」ってのが、あなたには、経験なかったはずです。

相談者:
・・無いですね。はい。

大原敬子:
ですからどっかで、「お母さんは私に文句を言わないけれども、」

相談者:
うん

大原敬子:
「お母さんの、懐に入っていけない」んです。どうしても。

相談者:
うん、そうですね、はい。はい。

大原敬子:
その寂しさがあなた、ずっと今日ま来たんです。

相談者:
はい、そうです。はい

大原敬子:
そうですよね?、で、今日の電話ですね。

相談者:
はい

大原敬子:
あなたは、すごおく今、寂しいんです。

相談者:
(吸って)そうですね。い、もう、ずっとですよ。
ちっちゃい時から、ずうっと。

大原敬子:
いやあー、(苦笑)、そ、

相談者:
だあれも、たよ・・

大原敬子:
そのときにね?

相談者:
はい

大原敬子:
そ、こ、私が、お、あ、おばあちゃんたらね、「ずっとですよ」じゃなくて、「ずっとそうだったのよね。」って。「誰もわかってくれなかった」って言えば、「そう」って言うんですけども。

相談者:
はい

大原敬子:
その、会話してないです。コミュニケーションは。

相談者:
(笑い)アハハハ

大原敬子:
「そうですよ。そうですよ。」

相談者:
うん、(苦笑)はい

大原敬子:
「何言ってんの、あなた」て感じになってしってまうから、(苦笑)相手は、「あ、そうなの」って・・

相談者:
なんか、否定してます?、私のことを・・聴いて・・今、ちょっと◆#$

大原敬子:
否定じゃなくてね、

相談者:
はい

大原敬子:
あのね、コミュニケーションが、足りない。

相談者:
はい。あ、そうですか。

大原敬子:
無理よねえ、これはねえ。

相談者:
はい

大原敬子:
お母様との経験ないですもんね。

相談者:
15年間、

大原敬子:
うーん。

相談者:
あの、ほとんど、話ししたこと無いんですよ、両親と。ほとんど。

大原敬子:
あーー、そうなんだ。

相談者:
ふれあいっつうの、話っての、ふれあいってのか、何ていうんだろう・・わかんないけど・・(吸って)うん・・

大原敬子:
だから、・・

相談者:
うんん、話ししたこと無いって感じ。

大原敬子:
あー、そうか。
だからね?今お嬢さんと、今、い、あのうう、長女ですね?

相談者:
ええ

大原敬子:
「もうう、バッグ投げるんですよ」、「こうですよ」って言うけれども、じゃあ、なぜ、お嬢さんそれするか。

相談者:
はい

大原敬子:
お嬢さんも、あなたから求めてもの、ないから。

相談者:
はああ

大原敬子:
会話ができないから、

相談者:
あー、そうですか。

大原敬子:
物を投げることによって、「私を意識して!」って言ってるんです。

相談者:
んーー。

大原敬子:
物を投げるっていうのは、

相談者:
はい

大原敬子:
憎しみと、怒りと、寂しさと、あるんですね?

相談者:
んーー・・ん・・

大原敬子:
で、お嬢さんの、一緒に病院ってるわけでしょ?家でもいるでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
だけど、物を投げるってのは、「お母さん何度言ったらわかるのよ」って言ってるんです。
でも、

相談者:
んーー・・

大原敬子:
あなたは、「私がその経験がないから」

相談者:
うん

大原敬子:
「娘が物を投げたときに、恐ろしくなるんです」

相談者:
うんーー。

大原敬子:
だから、非常にそこは、お互いに、心を持っていながら。・・
ハリネズミのように、「近寄りたいけれども、近寄ってきたら、襲われる」と思うから。

相談者:
うんーー。

大原敬子:
そばに行けないんです。

相談者:
うん

大原敬子:
そういうもどかしさが、

相談者:
む、娘が一番、いう・・言葉はね、

大原敬子:
うん

相談者:
「何でお母さんね、私が話を聞いてもらおうと思って電話するのに、自分の話をするの」っていうんですよ。

大原敬子:
そうですね。

相談者:
今も「バーン」と切るんです。

大原敬子:
うん。そうよ?

相談者:
うん・・◆#

大原敬子:
それは、心の、奥の奥は、お互いが求めてるんです。

相談者:
・・はい

相談者:
言ってること、わかりますか?、求めてる意味。

相談者:
わかりますよ。はい

大原敬子:
うん。(笑い)あ、わかりますよ、

相談者:
おんなじことやってますも、わた◆#$%□はい

大原敬子:
ほら、気づいたじゃない。

相談者:
うーん・・

大原敬子:
ね。で、どうするか。今日の相談は、

相談者:
はい

大原敬子:
相談ではありません。

相談者:
・・あ、そうですか。(笑い)そ◆#$%□

大原敬子:
(笑い)ハハハ

相談者:
はい◆#$%□&

大原敬子:
癖になっちゃったわねえ?

相談者:
◆#$%□&、はい、はいごめんなさい

大原敬子:
「そおお?」「どうして?」って訊いてほしいんですよ。なぜかっていうと、

相談者:
はい

大原敬子:
寂しかったんです。

相談者:
・・あ、そうですね。

大原敬子:
娘が来ないことも。

相談者:
はい、はい、はい。

大原敬子:
あの、娘との喧嘩も、懐かしいしね?

相談者:
うん、うん。

大原敬子:
それほどまでに、お嬢さんを求めていることを、あなたは気づいた方がいいんです。

相談者:
んん・・はい。

大原敬子:
ですから、お嬢さんは、事件を起こしません。

相談者:
・・はい。◆#$%

大原敬子:
あと、お嬢さんは、あなたが好きですよ?

相談者:
はい

大原敬子:
ただ、あなたの、「そうですか」。その言葉は、一番よくないのね?

相談者:
んん、はい。

大原敬子:

相談者:
今涙が出てますよ?

大原敬子:
出てる?

相談者:
はい

大原敬子:
どうして、涙、出てる?

相談者:
今、今、泣けなかったんです。あの、う、下の娘嫁行くまでもう、涙・・

大原敬子:
い、いま、泣いてるの?

相談者:
枯れ果てちゃって、今ね、

大原敬子:
うん、

相談者:
うん

大原敬子:
じゃあ、久しぶりに涙が出たんだ。

相談者:
何十年ぶりです。

大原敬子:
うん、ありがとう。涙は、

相談者:
はい

大原敬子:
自分が、ほっと一息したとき、「あー、私の心をわかってくる人いるんだ」ってこと。

相談者:
そうです。

大原敬子:
「自分は自分でこれでいいんだって思ったとき」でしょ?

相談者:
はい。

大原敬子:
もっと涙が出て、「生きてるのが楽しいな」と思うならば、

相談者:
はい

大原敬子:
やっぱり、ほんの少し、ほんの少しの心配り。

相談者:
はあい。(笑い)

大原敬子:
じゃあ、ちょっとまた、先生に伺いますからね?

相談者:
はい

大原敬子:
はい

(再びパーソナリティ)


「娘がワイドショーを賑わす不安に駆られる女70歳の特徴的な受け答え」への17件のフィードバック

  1. 大原先生のアドバイス的確だった。
    しかし、この相談者には響いていなさそう。
    次女も良い子だったわけではなく、あきらめの境地だったのでは?

    1. 言葉足らずの相談者さんの気持ちを、大原先生がわかってくれた
      (相談者さんの幼少期の母親との関係を分析、指摘してアドバイスしてくれた)
      相談者さんにとっては、嬉しくて涙が出て、長女との関係に気付きが見いだせたのかな…

      さすが大原先生ですね

  2. 話が見えないのだけど、読んでいても分かりにくいのに、ラジオで聴いてる人に伝わりましたか?回答者さんも大変だ

    1. うん、わからなかった!
      玉置先生とのやり取りから、なんつーか、ああいったりこういったり、みたいな?
      わたしだけじゃなかったかー、ちょっとホッとする(笑)

  3. この人の、語尾に「よ」をつける話し方が、どうにも嫌な感じに聞えて仕方なかったんだけど、大原先生の話で『なるほど!』と深く納得。

    自分が子供時代に与えてもらえなかったことを、自分の子どもには同じ思いをさせないように…、とはならなかったのかな?

    愛情貰えなかった子どもは、親になっても愛情与えられないのは仕方ないことなの??

    自分はああいう親にはなりたくない、という気持ちや、そう思いつつも、親と同じことしているかも?!という葛藤とか、なかったのかなぁ…。

    1. 余談だが、九州北部のかつての百万都市の人は、語尾に【よ】を付ける傾向がある。

  4. 長女が高校生、次女が小学生の頃からの悩みに正直驚きましたが、大原さんからいい答えをもらえたのではないかと思います。
    ご相談者さん、前期高齢者で、早晩介護の心配も出るだけに、玉置さんが仰っていたようにお体を大事に過ごして欲しいです。

  5. 相談者さんの訛り、青森県南部地方か岩手県のものですね。
    口を大きく開かない話し方、親戚にそっくりです。

  6. うーん。
    人間は言葉を持つ故、他の動物とは別な存在だ、と習ったような気がするが、この人が何言ってるのかが全くか理解出来ない。
    コミュニケーション不足の問題だと先生は言うけど、何かアウトプットする回路に障害あるんじゃないかな。
    加えて、娘と3人で精神科通ってたそうだけど、担当者困っただろうと想像しました。
    ワイドショー案件も色々あるけど、人の噂も七十五日。なんて言っても通じないだろうけど、相談者さんよ、とりあえずていざん

  7. 途中送信ごめんなさい。
    低山登りとか、ウォーキングとかで体動かすと頭もスッキリするかも。
    娘のことは娘の夫に任せとけだね。

  8. 長女が自分の子供を育てるのが上手いという事は、きっと「お母さんがしてくれなかった事を自分はちゃんとやってやろう」と実践してるからだと思う。
    すなわち、やはり問題あるのは相談者だよね。
    それだけ能力のある長女の可能性を伸ばしてやれなかったんだから。だから、悔しくてたまらなくて言っているのだろう。

    個人的には、長女はもう相談者を切って幸せな家庭を大切にした方がいいと思います。

  9. 聞いてる方も沈んでくるような干からびたような声だった
    本当に冷え切った、乾ききった砂漠みたいな家庭で育って、心がやせてしまった人なんだろうなあ
    周りの人間関係もひび割れてるし、ことごとくささくれ立ってる
    娘が顔を見せなかったら「外で暴れて三面記事になったら困る」って、到底親の思考回路じゃない
    孫に愚痴られて「私なんか30年我慢してる」って、孫にさえも不幸自慢をするのかよ、ひどい祖母だ

    長女も次女も、母親はそんな人間なんだと割り切って、親の愛を受け取るのを諦めてるから、真っ当に生きてこられたんだろう
    長女はまだ母親を見切れてないところがあるようだけど、この相談者に人並みの親心はないし、期待するだけ裏切られるだろう
    いら立ちや歯がゆさはよくわかるけれども

    大原先生が相談者をほぐして、干からびた心にほんの少し潤いが出てきたみたいだけど、ここから娘さんを思いやる心が芽生えてくるものかどうか
    人に毒づいたり、愚痴ったりするのをやめて、何か自分が楽しくなることを見つけられればいいんだろうけど

  10. 地の底から聞こえるような声で、気分が暗くなりました。こんな声と話し方する人に会いたくない!
    相談者は娘がワイドショーに出たら困るって、私には理解できない思考です。
    話をきいて貰いたいのに自分の話ばかりする相談者。自分は30年がまんしたと言っていたけど、娘は47年がまんしてるのでは?
    もうお母さんから精神的に離れて自由になってほしいです。

  11. 言葉だけより、生の声を聞いていて、相談者さんの そうです のニュアンスが伝わってきた。私の母も、私が話しているのに遮って自分の事を話しだす人です。私自身の事を話しても、そうですか。と聞き捨てられたように言うだけで
    私の思春期は、なぜわかってくれないの、聞こうとしない?その怒りとの戦いでした。
    何故だろう何故だろうと思ってましたが、このばんを聞いて理解できました。
    私の方は、物を投げず自助グループで話したりして、母本人と対決せずもっぱら諦めて心の交流することなくいます。
    だから、今も人とのコミュニケーションですぐ分かってくれない、と思う癖がついてしまってます
    心が毎日苦しいです

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