内縁 に関連する悩み相談
内縁関係とは、婚姻を伴わない夫婦のこと。
単に内縁とも言い、内縁の妻、内縁の夫とか言う。
内縁に近い言い方に同棲がある。
しかし、同棲が一緒に暮らすことを前提としているのに対して、内縁は必ずしもそうではない。
他に週末婚という言葉もあるが、こちららは、婚姻している夫婦が週末だけを共に過ごすという意味で、内縁とは違う意味である。
事実婚という言い方もあり、これが内縁関係に近いと言える。
つまり、傍から見ると夫婦そのものであるにも関わらず、結婚はしていない。
内縁関係となるいきさつは、片方の離婚が成立していないとか、あるいは単に結婚の決断にまで至らない、あるいは生活保護狙いの偽装的なものまである。
熟年再婚の場合、遺産相続の関係で子からの反対を嫌って内縁関係を選択する場合もある。
内縁関係は婚姻と違って私的な関係に過ぎず、内縁関係そのものに法的な責任や義務はないとされ、効力を持った契約を交わさない限り、相手を法的に拘束することはできない。
このことこそが内縁関係を選択する理由にもなっている。
しかし、原則はそうであったとしても、同居の期間や、生活費の負担実績、周囲の認識等、実際の状況が婚姻に近くなればなるほど、婚姻に準ずる義務や責任が生じるとの見方もある。
番組に寄せられる相談は女性からが多く、内縁相手が婚姻の約束を果たしてくれない、あるいは内縁が破綻、あるいは破綻が予感される、あるいは内縁相手の死亡など、、こうした状況での経済的な保障に関するものが多い。
いずれにしても内縁は、いわゆる大人の事情によるものであり、どんな結果も自己責任には違いないのであるが、ここに子どもが絡んでくるとそうはいかない。
内縁関係における子どもの相談も少なくないが、無責任な大人の選択が子どもに影を落としており、相談者に対して回答者が厳しく接する場面も見られる。