連帯保証人 に関連する悩み相談
単なる保証人は、主債務者が返済しないときに、代わりにその債務を負う人のことですが、頭に「連帯」と付く連帯保証人は、その責任度合いが格段に重くなります。
早い話、連帯保証人とは主債務者と同じ義務を負う人のことです。
債権者は主債務者の支払い能力に関係なく、直接、連帯保証人に請求できます。
さらに、連帯保証人はこれを断ることができません。
これを「催告の抗弁権がない」と言います。
決して、主債務者が「払えなくなった場合に返済義務が生じる」わけではないのです。
番組には、知らずに連帯保証人にさせられた人や、認識が甘かった人からの相談が寄せられます。
驚くべきことに、印鑑と印鑑証明書をセットで預けた人からの相談もあります。
もちろん、虚偽説明や、力づくで契約書に判子を押させられたのであれば犯罪であり、契約は無効となりますが、その証明は簡単ではありません。
また、NOと言えない、人から頼られたときの心理状態に焦点が移るような相談もあります。
よく、「連帯保証人にだけはなるもんじゃない」と言われ、社会通念と言っても過言じゃないと思いますが、一方で随所で連帯保証人を求められるケースは少なくありません。
一種の社会矛盾の様相を呈しています。