目から鱗!男は仕事でウツになったんじゃなくウツで仕事が嫌になった

(回答者に交代)

高橋龍太郎:
はじめまして、高橋です。

相談者:
よろしくお願いします。

高橋龍太郎:
お話を伺ってると、まあ、鬱は鬱う、なんですが、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
はっきり会社の仕事が、原因で、鬱になってるっていう風には、ちょっと思えないですね。

相談者:
はい

高橋龍太郎:
ていうのは、要するに、普通、会社のストレスで鬱っていうと、先輩のパワハラが、酷いんだとか、あるいは、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
会社の売り上げ目標が、あまりにもギャップがあってもう、とてもとても追いつけないとか、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
会社の雰囲気が、もう自分にとっては物凄くネガティブで、もう辛くてしょうがないっていう言葉がまず第一に出てくるのに、会社について、悪い、言い方はほとんど出てこない。
しかもそれが、何かもう、例えば鬱になっちゃうと、感情があまり表出できなくて、そういう風に言ってるという、感じい、をあんまり伝わってこないんですよね。

相談者:
あのお、私、昔からなんですけど、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
何かマズいこととか、聞かれちゃいけないなっていうことを、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
隠しちゃう癖っていうか・・

高橋龍太郎:
すと、隠してることがあるの?

相談者:
はい

高橋龍太郎:
ん、じゃあ、どんなことを隠してるのかな?

相談者:
例えばその、最初に話してたこと。

高橋龍太郎:
うん

相談者:
職場関係、良い人、ばかりでっていう、話をしてたんですけど、

高橋龍太郎:
うん、うんうん

相談者:
ん、実際その、ま、こういう気持ちになると、今まで、良い人だって思えた人が良い人じゃなくなってるっていうか、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
今まで、何てことない会話をしてたのに、相手からくる言葉が凄く棘があるように感じてしまうというか、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
で、社長も、前、は、親身に、教えてくれる、まあ今も、そう、と言えばそうなんですが、

高橋龍太郎:
うーん

相談者:
受け取る私としては、凄くあの、重いというか、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
ましてそれがあのお、家に帰って、妻に、話すこともできないんですよ、今現在。

高橋龍太郎:
うん

相談者:
だもんで、もう、どうしていいんだろう?

高橋龍太郎:
うん。
それね、あなたの、お話が、原因と結果が逆さまなの。

相談者:
はい

高橋龍太郎:
あなたは、普通の環境に居て、先に鬱になったのよ。
要するに、あなたの中のリズムとして鬱になったの。

相談者:
仕事する前にってことですか?

高橋龍太郎:
仕事する前にじゃなくて、仕事をしながら。

相談者:
仕事をしながら鬱になった?

高橋龍太郎:
仕事が原因ではなくって、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
あなたの、心のリズムで鬱になっていったの。
で、鬱になった結果、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
仕事について、あーだこーだ悩んでるっていう、そういう状態なんですよ。

相談者:
ほお・・はい

高橋龍太郎:
だとすると、会社の仕事を悩んでもあんまり意味ないよ。
先に、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
鬱の治療をしないと。

相談者:
はい

高橋龍太郎:
それは心療内科や精神科の先生のところに行って、今のことを話せば、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
今落ちている状態についての、適切なアドバイスとお薬が出るから、気持ちが今よりもはるかに、安定した、もう少し、前向きな状態で、いろんなことを判断できるようなってから、会社のことを考えると、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
多分、今まで俺は何で会社のこと悩んでたんだろう?って思うぐらい、世界が違って見えてきますよ。

相談者:
はあ。
1点聞きたいんですけど、

高橋龍太郎:
はいはい

相談者:
私い、その、昔、母に、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
ま、私が悪いことを、してだったんですけれども、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
例えば、ま、ちょっと悪いことをして、その、よく、殴られたり蹴られたりていうの、

高橋龍太郎:
うん、うん

相談者:
があったんです。

高橋龍太郎:
うんうん

相談者:
でえー、父はほとんどそういうことしない、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
父親だったんですが、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
母がそういうこと凄く多くて、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
先程、いろいろ隠すというか、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
ちょっと嘘をついてしまうというか、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
そういうの、も、あのお、母親、に、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
怒られたくないっていうか、

高橋龍太郎:
うん

相談者:
そういう気持ちで、なったり、したんですね。

高橋龍太郎:
うん

相談者:
で、やっぱそういうのも、そういう鬱とかって関係あるんですか?

高橋龍太郎:
鬱に気付きにくいっていう意味では、関係している。
要するに、感情表出が、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
凄く苦手な育ち方をしているので、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
自分の、中の気持ちがどんな風に上がったり下がったりしてるかっていうことを、

相談者:
分かんない・・

高橋龍太郎:
今までなるべく、言葉にしないで生きてきたので、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
気付きが、遅いっていうことは、あなたの中にあると思いますよ?

相談者:
はい

高橋龍太郎:
鬱の、非常に大きな、兆候っていうのは、意欲の減退と、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
それからまあ、抑うつ感はあんまりはっきりしてないんだよね?
あなた自身の中に。
気持ちが塞いでるって感じは、あんまりよく分かんないんだよね?

相談者:
そうです。

高橋龍太郎:
今のところはね?
それから自責感。

相談者:
自責感?

高橋龍太郎:
うん。
自分を責める感じ。

相談者:
ああ、最近あります。

高橋龍太郎:
ね?
で、これがトリアス、なんだけど、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
そのうちの2つあって、特に意欲減退が目立っていて、希死念慮、死にたい気持ちに近いような、消えてしまいたい感情あるとなったらば、今こそ行かないと、治療に。

相談者:
はい。
あの・・

高橋龍太郎:
んで、治療を受けると、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
会社の問題ではなくて、自分自身の内側の問題だなっていう風に、

相談者:
はい

高橋龍太郎:
担当の先生が気付かせて、くれると思います。

相談者:
ありがとうございます。

高橋龍太郎:
はい

(再びドリアン氏)


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