雨の日に落ち込むならウツじゃない。話すうちに生気を取り戻す未婚女59歳

テレフォン人生相談 2017年7月19日 水曜日

交通事故、母が他界、リストラと、とにかく不幸続き。前向きに生きたいと思うが・・

パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)

相談者: 女59歳独身一人暮らし 父は2年前に他界 母は最近他界した 弟が近所に住む

ドリアン助川:
もしもし?テレフォン人生相談です。

相談者:
はい、あ、お願いします。

ドリアン助川:
よろしくお願いします。えー今日どんなご相談でしょうか?

相談者:
はい、ちょっとあの・・去年交通事故に遭っちゃって、それで、母も、んあの先月他界して、も不幸なちょっと出来事続いちゃってい、落ち込んで、な・・も、なにもした、あん、目の前が真っ暗ん、何も塞ぎ込んじゃってるんですけど。

ドリアン助川:
はい

相談者:
はい

ドリアン助川:
えーっと、おいくつですか?

相談者:
59歳です。

ドリアン助川:
59歳

相談者:
はい

ドリアン助川:
ご家庭は?

相談者:
あの一人です、わたし。

ドリアン助川:
一人で、住んで・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
あ、あ・・えーじゃ、結婚も・・

相談者:
あ、してないです。

ドリアン助川:
してないんですね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、お母さんと、これまで暮らされてたんですか?

相談者:
そうです。

ドリアン助川:
お母さんが・・亡くなられたんですね?

相談者:
ええ先月、はい

ドリアン助川:
うーん。あん、ご病気だったんですか?

相談者:
はい、病気です。

ドリアン助川:
うーん。あなた、兄弟は?

相談者:
えーと、弟がいますけどね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
一人、はい

ドリアン助川:
はい

相談者:
近くにい、住んでますけど、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
・・と、子ども3人いて、

ドリアン助川:
はい

相談者:
あの、いろいろ世話になってるんです、はい。

ドリアン助川:
はい

相談者:
はい(ため息)

ドリアン助川:
で、弟さんとはあ・・ま頻繁に、会われてるんですか?

相談者:
ええ、そうですね。

ドリアン助川:
そうですか。

相談者:
はい

ドリアン助川:
で?交通事故というのは?

相談者:
はい。去年ですね。

ドリアン助川:
去年ですね?

相談者:
はい。今も歩行困難というか、

ドリアン助川:
はい

相談者:
2本の杖でやっと、こ、歩行できるっていう程度なんですよね。

ドリアン助川:
はいはいはい

相談者:
はい。で、だいぶ重傷で、

ドリアン助川:
うーん

相談者:
そいで医者、お医者さんが言うにはね、

ドリアン助川:
はい

相談者:
「これくらいだと・・車椅子になっていたとしても不思議はない」って言われました。

ドリアン助川:
うーん

相談者:
はい

ドリアン助川:
車に、轢かれたんですか?

相談者:
ええ。轢かれ、轢かれました。

ドリアン助川:
うーん

相談者:
はい

ドリアン助川:
・・まあ、しかし、命は取りとめて、

相談者:
ええ、そうです、はい

ドリアン助川:
そして車椅子でもなく、

相談者:
ええ

ドリアン助川:
今、歩かれてるんですね。

相談者:
なんとか、杖で、はい

ドリアン助川:
それで、あのお、ま、不幸が重なるというような・・

相談者:
ええ

ドリアン助川:
い、言い方をされましたけども、

相談者:
ええ

ドリアン助川:
あとは?

相談者:
そうですね、あの実は・・57の時までね、

ドリアン助川:
はい

相談者:
パートで働いてたんですけど、

ドリアン助川:
はい

相談者:
7年そこ勤めて突然こうリストラみ、ま、ハッキリいや、
「辞めてくれ」っていうか、

ドリアン助川:
はい

相談者:
そんな感じで、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
それでその年に、父もねえ、

ドリアン助川:
はい

相談者:
母と同じ、脳出血で亡くなりました。

ドリアン助川:
はい

相談者:
それで2年、ん、この間母も亡くなって、

ドリアン助川:
はい

相談者:
それでもう、独りぼっちになっちゃって、

ドリアン助川:
うーん

相談者:
んもう、き、気持ちが塞いじゃって、も悲しくて。

ドリアン助川:
うーん

相談者:
ま、堪らないです、(吐息)はい

ドリアン助川:
普段話す人というのは・・

相談者:
ええ

ドリアン助川:
いないんですか?

相談者:
あのですね、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
隣りのお・・奥さんがねえ、

ドリアン助川:
はい

相談者:
とてもいい人でこう、おかずとか、くれたりい、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
そのくらいですね。

ドリアン助川:
お友だちというのは?

相談者:
それがですね、んー友だち・・同級生ってあんま付き合ってないですあのほとんど。はい

ドリアン助川:
うーん、そうですか。

相談者:
いないですね、はい

ドリアン助川:
同級生とはあ

相談者:
ええ

ドリアン助川:
今親交がないと。

相談者:
やってないです。

ドリアン助川:
うんー、そうすると、ま隣りの奥さんと、

相談者:
ええ

ドリアン助川:
弟さんと・・

相談者:
そうです、そんな感じ、うん・・

ドリアン助川:
うん。で、隣りの奥さんと弟さんとの関係は悪くはないんですね?

相談者:
あー、あの、隣りの人とてもいい人で、はい

ドリアン助川:
ええ

相談者:
はい

ドリアン助川:
そうですかあ

相談者:
はーい

ドリアン助川:
で一人の時い、ねえ

相談者:
うーん

ドリアン助川:
あのおー・・部屋に1人でポツンといらっしゃると・・

相談者:
そうです

ドリアン助川:
いろいろ考えてしまうと思うんですけども・・

相談者:
そうです

ドリアン助川:
そういう時って、他に何か・・本を読むとか・・映画観るとか、

相談者:
ああ、そうですね

ドリアン助川:
ええ

相談者:
ま、読書が好きで、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
で、病院の図書室、みたいので本借りたりとかあとレコード・・やっぱこう、あたしほいで生まれつきちょっと足も悪いもんですからね、

ドリアン助川:
はい

相談者:
12年前も股関節の手術もやって、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
ほいだもんですから・・足がこう、悪いもんですからね、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
立ち仕事がちょっとできないもんですから。はい

ドリアン助川:
はいはいはい・・うーん

相談者:
あのお・・

ドリアン助川:
経済的にはじゃ、ひっ迫してらっしゃるのかな?

相談者:
うーん、ら、楽ではないですね。

ドリアン助川:
うーん

相談者:
ま、なんとか、はい

ドリアン助川:
収入はどうされてるんですか?

相談者:
今、ん、ないんで、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
母の、遺族年金と、

ドリアン助川:
はい

相談者:
その・・まだ年金が下りないんで、

ドリアン助川:
はい

相談者:
蓄えを・・崩してくってか、それしかないですけど、

ドリアン助川:
うーん

相談者:
はい

ドリアン助川:
じゃあまり贅沢はできない・・

相談者:
できないです

ドリアン助川:
ですねえ

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、そういう状況で、

相談者:
ええ

ドリアン助川:
一人でいると落ち込んでしまうと。

相談者:
落ち込みますね、はい

ドリアン助川:
うーん・・ま、落ち込む・・かとは思いますよ、それはもちろん。

相談者:
ええ

ドリアン助川:
あの、このようなことが続けざまに起きれば。

相談者:
ええー

ドリアン助川:
だけど・・最初の声と今の声が少し違いますね?

相談者:
そうですか?

ドリアン助川:
ええ

相談者:
はい

ドリアン助川:
少し・・余裕のある声に、

相談者:
はあー

ドリアン助川:
なって、来ました、はいはい

相談者:
ええ

ドリアン助川:
うん。そのお、一日の中でね、

相談者:
ええ

ドリアン助川:
えー、酷く落ち込む時間帯ってのはあるんですか?

相談者:
・・それってやっぱ、雨の日は落ち込みますね。

ドリアン助川:
雨の日

相談者:
う、で、あとその傷跡っていうか

ドリアン助川:
ええ

相談者:
やっぱこう、雨の日がこう、やっぱ痛みがね・・

ドリアン助川:
傷が痛む?

相談者:
こう出て来るんで。

ドリアン助川:
はい

相談者:
はい

ドリアン助川:
時間帯はどうですか?、例えばその夜不安になるとか夜明けが不安になるとか。

相談者:
うーんそう、夜は・・昼間ですね、やっぱこういえ、今家にいるんで、

ドリアン助川:
はい

相談者:
やっぱ考え込んじゃったりとかあ

ドリアン助川:
うーん

相談者:
やっぱ・・でテレビをこう、ひねってもね、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
疲れちゃってね、

ドリアン助川:
はいはいはい

相談者:
あの刑事ドラマとか、あーいうの一切見たくないんですよね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
あもう、車がね、こう・・走ってるの見るとすぐ消しちゃって。

ドリアン助川:
なるほど。

相談者:
んもう、思い出しちゃうもんですから・・

ドリアン助川:
はい

相談者:
その事故に遭った時のこと。はい

ドリアン助川:
うーん

相談者:
うん

ドリアン助川:
ま、あの、ただ、えっとお、内臓とか・・

相談者:
内臓・・

ドリアン助川:
他の部分は・・

相談者:
うん、ないですね病気は。

ドリアン助川:
健康でいらっしゃる。

相談者:
今んところないですね。

ドリアン助川:
うーん

相談者:
ちょっと血圧は高いですけど、はい

ドリアン助川:
はいはい、だとすれば人生はこれからまだまだ続きますので、

相談者:
うーん・・ええ

ドリアン助川:
あの我々との話の中で・・

相談者:
#$%◆

ドリアン助川:
何か・・明るい材料が一つでも見つかるといいですね。

相談者:
そうですねえ

ドリアン助川:
うーん

相談者:
はい

ドリアン助川:
あのお、ま、誰もが年を取ってくんですけども、

相談者:
ええ

ドリアン助川:
こ何かやってみたいこととか、

相談者:
そうね

ドリアン助川:
あのお、現状はともかく、

相談者:
ええ

ドリアン助川:
現状はともかくこんな夢があるんだってのはありますか?

相談者:
うーん・・んなんかもう、来年60になるのでね、

ドリアン助川:
はい

相談者:
なんか・・こ近くのお・・ シニア向けのね・・なんか、パソコン講座とか・・そういう集まりみたいのにい、出てみようかとも、おも、思ってるんですけど。

ドリアン助川:
はいはい

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー何の集いですか?、パソコン?って今おっしゃった?

相談者:
なんか・・パソコンもね

ドリアン助川:
ええ

相談者:
あ、あのお・・ん、習ったことないんで、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
そういうのとか、

ドリアン助川:
はい

相談者:
・・ちょっと足がまだ不安だもんで、旅行にもまだちょっとい、行けないもんですからね。

ドリアン助川:
はいはいはい

相談者:
・・なんか認知症のカフェとか、そ、そういうのもあるみたいですけどなんか・・

ドリアン助川:
うーん

相談者:
そういうのにも・・うーん

ドリアン助川:
あの、あなた自身は、

相談者:
ええ

ドリアン助川:
えーとお、脳の方は大丈夫ですよね?

相談者:
ええ、それがね・・
「頭の方は大丈夫」って言われましたけど、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
検査した、後になってね、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
その、「脳血栓とか、そういうのが出て来る場合も、人もいる」って、とかって言われましたね。はい

ドリアン助川:
ああ

相談者:
はい

ドリアン助川:
でも今、

相談者:
今は、はい

ドリアン助川:
大丈夫なんですよね?

相談者:
大丈夫です、はい

ドリアン助川:
脳と内臓は大丈夫?

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい

相談者:
大丈夫です、はい

ドリアン助川:
うーん・・じゃこれからあ・・

相談者:
ええ

ドリアン助川:
そのお・・強く生きて行くために、

相談者:
ええ

ドリアン助川:
えー先生に相談してみましょう。

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー今日の先生精神科医の、高橋龍太郎先生です。よろしくお願いします。

相談者:
はい

(回答者に交代)


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