【日曜に読む傑作選】仕事より大切な少年野球。苦情に堪らず辞めると言ったら‥

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは、よろしくお願いします。

相談者:
あ、はい、あ・・はい、お願いします。

大原敬子:
もう、優しいですね?
「何々でーす」って言ったりね?

相談者:
はい

大原敬子:
「パパさんの」とかね?

相談者:
はい

大原敬子:
とっても明るくって、いい感じだなあと思うんですけども。

相談者:
はい

大原敬子:
あの、「何々でーす」「パパさんでーす」って・・

相談者:
はい

大原敬子:
気持ちよくやってるものと、

相談者:
はい

大原敬子:
今回のものとが、まったく一致しないとこなんです。一つ、一致する部分は、

相談者:
はい

大原敬子:
実務が好きなあなたなんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
実務は「何々でーす」「パパさん達だけえです」とかって感じの人ってのはね?

相談者:
はい

大原敬子:
非常に細々とやってくださるんです。
なんとなく、みなさんも普段は・・

相談者:
はい

大原敬子:
日曜日、土日、あの、ご主人さま出れない時もあるけども、

相談者:
はい

大原敬子:
もう、あなたが一生懸命頑張ってくださるから、

相談者:
はい、はい

大原敬子:
みなさんも、安心して任せてたんですね?

相談者:
あ、はい

大原敬子:
実務で。
ところが・・

相談者:
はい

大原敬子:
いざ、試合になって来て、

相談者:
はい

大原敬子:
わたしがこれ断定してしまうのは大変申し訳ないんですけども、

相談者:
はい

大原敬子:
加藤先生とあなたのお話をしてる限り、

相談者:
はい

大原敬子:
組織がまとまらないですよ?

相談者:
ああー

大原敬子:
いい人だと分かるの、みなさんいい人と思ってます。ホントにね?、頭を下げて「ありがとう」と思うんです。
あなたがいなくちゃいけない、大黒柱であるんですけれども。

相談者:
はい

大原敬子:
いざ40名を動かす時には、

相談者:
はい

大原敬子:
その40名を動かす団体になると・・あなたという存在が、ちょっと重荷になるって方がいらっしゃると思いますよ?

相談者:
・・うーんーーーん

大原敬子:
「僕はこちらをやるけれども、試合ゲームやるけれども、この車はこれお父さんお願い出来ますか?」っていうことで、

相談者:
はい

大原敬子:
組織が固まって来るわけですよね?

相談者:
あ、はい

大原敬子:
だからそこを全部あなたが動いてく、ていうんですね?

相談者:
・・はい

大原敬子:
だ、車が・・動、動いてる間に、

相談者:
はい

大原敬子:
今度は食事動いてると・・あなたが、じっとそこに、座ってる場所がないんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
だ、いざ緊急事態の時にどこに、指揮官がいるか?ったら、あなた動いてるから、分からないですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
そうなると・・

相談者:
はい

大原敬子:
今おっしゃったあなたが・・て自分の、その試合の運び方とか、「息子はこうしてつけてくれ」とか・・

相談者:
はい

大原敬子:
言ってますよね?

相談者:
はい

大原敬子:
とってもよく分かるんです。
あの監督は・・

相談者:
うん

大原敬子:
何を基準に決めてるんだろうか?と、わたしは思いますよ?

相談者:
うーんうんうんうんうんうんうん

大原敬子:
で、これは、今お仕事さなってますよね?会社員で。

相談者:
はい

大原敬子:
この、今後・・あの、中間管理職になる、一番のいい勉強だと思いますけれども、

相談者:
あはい

大原敬子:
僕が張り切ってやってもやってもね?

相談者:
うーん

大原敬子:
息が合わない時があるんですよ。

相談者:
うん、うん、うん、うん、うん、うん、うん、うん

大原敬子:
それは・・あなた自身が、

相談者:
はい

大原敬子:
使い所とか?

相談者:
はい

大原敬子:
それから、この子の・・長所とか短所とか?

相談者:
はい

大原敬子:
その人となりのですね?

相談者:
はい

大原敬子:
そう、そういうものが掴めていないっていうこと・・があるからなんです、実は。

相談者:
ああーあー・・はい

大原敬子:
で、あなたのとこに直接言って来ないっていうのは、

相談者:
はい

大原敬子:
でも目に入るんでしょ?

相談者:
例えばその、えーっとお・・守り、にしてもポジションにしても・・え「守りたい子は」・・「いるので」・・「みんながやれるようにしてください」と。

大原敬子:
そうするとね?

相談者:
はい

大原敬子:
やはり周りのメンバーも、

相談者:
はい

大原敬子:
監督さんっていう名前は与えてますけど、権限は。

相談者:
はい

大原敬子:
実務を任せる、あなたであって。

相談者:
・・はい

大原敬子:
そうでしょ?「こうしてください」ってことは、

相談者:
はい

大原敬子:
向こうが指示してますよね?

相談者:
はいそうですね。

大原敬子:
役割は、あなたに与えていますけれども、

相談者:
はい

大原敬子:
現実的な要求は・・

相談者:
はい

大原敬子:
しっかりとされてるって、これすごいギャップがあるんです。

相談者:
・・はい

大原敬子:
あなたは監督として、

相談者:
はい

大原敬子:
すべてのものを自分が任されていて、

相談者:
はい

大原敬子:
指揮したり支配したり、

相談者:
はい

大原敬子:
やっていますけれども。

相談者:
はい

大原敬子:
父兄側は、

相談者:
はい

大原敬子:
非常に、よくやってくださるお父さまだけれども、

相談者:
はい

大原敬子:
「ここだけは、ダメだ」っていう風にね?、父兄の方が、

相談者:
はい

大原敬子:
しっかりと役割分担を、

相談者:
はい

大原敬子:
分かってるんですね。

相談者:
うーん

大原敬子:
そういう非常に・・逆ピラミッド型になってしまって。

相談者:
あーあー

大原敬子:
非常にあなたは不安定な状態にいらっしゃるということだとわたしは思ったんです。

相談者:
あのお・・もう嫌で・・実は「辞めたい」と・・この監督を。

大原敬子:
はい

相談者:
うん、それを・・もう言っちゃってるんですけども、

大原敬子:
はい

相談者:
あのおー・・ま、そこから先に進んでいないので、
ま、こちらの方へ・・あのお・・もしその、ご相談出来ればと。

大原敬子:
あのですね?

相談者:
はい

大原敬子:
まず今から言いますから。

相談者:
はい

大原敬子:
あなた、ホントの気持ちですよ?

相談者:
はい

大原敬子:
ホントの気持ちね?

相談者:
はい

大原敬子:
職場のしご、仕事と・・

相談者:
はい

大原敬子:
この少年野球。

相談者:
はい

大原敬子:
今どちらが生きがいですか?

相談者:
・・・

大原敬子:
どちらが捨てると、どっち捨てます?

相談者:
あ、どちらか言ったら仕事を捨てます。

大原敬子:
でしょ?、それです。

相談者:
それぐらい、少年野球の方が好きです。はい

大原敬子:
そこです。

相談者:
はい

大原敬子:
ということは、

相談者:
はい

大原敬子:
その好きなあなたがね?

相談者:
はい

大原敬子:
安易に、

相談者:
はい

大原敬子:
「辞めたい」なんて言って・・

相談者:
はい

大原敬子:
どうなりますか?、だからあなた不安になったの。今日の電話は。そこなんです。

相談者:
はい

大原敬子:
・・自分であとでね?

相談者:
はい

大原敬子:
「いや、もう僕も、辛くて辞めたいですよ」って言った時にね?

相談者:
はい

大原敬子:
みんながね?
「いやそれは困ります、お父さん辞めないでください」っていうことを期待して、「ならやってあげようか」って気持ちになったのが・・

相談者:
はい

大原敬子:
シーンと静かになってしまって、

相談者:
ふうーん

大原敬子:
自分も困ってしまって、

相談者:
ふうーん

大原敬子:
じゃ・・これ、今週の土日は、どのように自分が行動していいか分からなくなってしまう、って、そういう状況だと思うんですね?

相談者:
はい

大原敬子:
今おっしゃったように、「どちら捨てますか?」って言った時に・・

相談者:
はい

大原敬子:
ハッキリ選んでますからね?

相談者:
はい

大原敬子:
そうすっとね?

相談者:
はい

大原敬子:
人間っていうのはね?絶対に自分がこっちだなって思ったものは、離しちゃいけないんです。

相談者:
・・はい

大原敬子:
そうすると、その言葉は撤回しなくちゃいけないと思いますよね?

相談者:
・・はい

大原敬子:
それで一つもう、覚悟決まりましたよね?

相談者:
はい

大原敬子:
で、一歩前に出ますよね?

相談者:
はい

大原敬子:
一歩前に出るのは、ここであなたが生まれ変わるんですよ。

相談者:
・・はい

大原敬子:
組織を作るんです、ちゃんと。

相談者:
あはい

大原敬子:
車を、お願いする方はこの方とかね?

相談者:
はい

大原敬子:
色んなあるでしょ?わ、分かりますけど、色んな、役割分担ありますよね?

相談者:
はい

大原敬子:
その方たち、お願いするんです。

相談者:
はい

大原敬子:
で、その方たちと・・

相談者:
はい

大原敬子:
日曜日でも土曜日の日でもいいですし、

相談者:
はい

大原敬子:
月に1回でもいいから、ミーティング開くんです、あなたが。

相談者:
はい

大原敬子:
で、あなたは「こういう考えを持ってるけど、みなさんどうでしょうか?」っていうことで、あなたが引っ張ってく形にするんです。

相談者:
あはい・・はい

大原敬子:
人と人との関係っていうのは、

相談者:
はい

大原敬子:
キチっと、役割分担があって、

相談者:
はい

大原敬子:
そしてそこに、尊敬と・・誠実さがあって、

相談者:
はい

大原敬子:
それで楽しくなると思うんですね?

相談者:
はい

大原敬子:
ですから、これからしっかりとその、組織のことをキチっとして。

相談者:
はい

大原敬子:
「もう一度再生してやってきたいので」・・

相談者:
はい

大原敬子:
「協力してお願いします」ってことを、あなたが伝えればいんじゃないでしょうかね?

相談者:
はい

大原敬子:
今は全部、カッコイイ仕事をあなたがして、

相談者:
・・うーんーん

大原敬子:
ね?・・だけどそれをまだ認めてないみんなの前で、やっちゃったんですね。

相談者:
うん、うん、うん、うん、うん

大原敬子:
で、今日の電話は、

相談者:
はい

大原敬子:
自分の居場所が、なくなって来た感じがあって、

相談者:
はい

大原敬子:
目前に迫って来た土曜日とかありますね?

相談者:
はい

大原敬子:
それが心配になって来たんでしょうね?

相談者:
そうですね、はい

大原敬子:
と思いますけども。

相談者:
はい

大原敬子:
先生いかがでしょうか?

相談者:
そ、その通りですね。はい

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
え・・あのお・・ま、あの・・

相談者:
ありがとうございます。はい

加藤諦三:
今ね?

相談者:
はい

加藤諦三:
大原先生の言われたことは・・

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたも「その通り」って、

相談者:
はい

加藤諦三:
その、まさにその通りなんですけど、1つね?

相談者:
はい

加藤諦三:
あの、組織の運営でこういう場合ね?

相談者:
はい

加藤諦三:
ハッキリさせて動かなきゃなんないことは1つは、な、何かっていうとね?

相談者:
はい

加藤諦三:
強いチームを作るという、ことと、

相談者:
はい

加藤諦三:
思い出作りのための楽しいチームというのでは、

相談者:
はい

加藤諦三:
これはそ、あの・・野球ばっかりでなくて、

相談者:
はい

加藤諦三:
団体っていうのは必ず出てくんです、この問題は。

相談者:
・・あのお

加藤諦三:
これは、あの、や、あのスポーツばっかりじゃなくて芸術でもそうです。

相談者:
はい

加藤諦三:
オーケストラなんかもそうです。学生の。

相談者:
あ、はい、はい

加藤諦三:
運営が、基本的に違いますから。

相談者:
・・そう、いう、ことですね。&#△

加藤諦三:
これは揉める人が悪いんじゃなくて、

相談者:
はい

加藤諦三:
誰が悪いっていうんじゃなくて。

相談者:
はい

加藤諦三:
も、そのチームの基本方針が違うんだから。

相談者:
はい

加藤諦三:
ですから、まず・・

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたは先ほど言った、大原先生のね?

相談者:
はい

加藤諦三:
そういう組織にした時に、

相談者:
はい

加藤諦三:
どういう立場で、自分がそのことをするかということと、

相談者:
はい

加藤諦三:
もう1つは、基本的に、

相談者:
はい

加藤諦三:
このチームは、

相談者:
はい

加藤諦三:
どちらを・・目指すのか?

相談者:
はい

加藤諦三:
そしてこちらを目指すとなった時には、

相談者:
はい

加藤諦三:
それは、メンバー自身がその価値観を共有すると。

相談者:
はい

加藤諦三:
そうすると割と納得するんですよ、みんな。

相談者:
あーあー

加藤諦三:
だって強いチームで作った時には、

相談者:
はい

加藤諦三:
これはクレームなんてのはとんでもないよ。毅然として拒否しなきゃ。

相談者:
・・あ、はい

加藤諦三:
それでみんなが・・「やっぱり、色々あるけどあの人の采配すごいなあ」と。

相談者:
はい

加藤諦三:
「あの人が一番分かってるなあ」と、納得しますから。

相談者:
あ・・はい

加藤諦三:
強いチームのリーダーはそれが絶対条件ですよ?

相談者:
うーん

加藤諦三:
誰よりも分かってると、その人が。

相談者:
うん、うん、うん、うん、うん、うん、うん

加藤諦三:
ところが、チームの基本方針も決まっていない。

相談者:
うーん

加藤諦三:
その価値観も共有していない。

相談者:
うん、うん、うん

加藤諦三:
そのリーダーに対する・・尊敬もなければ、一生懸命やるんだけども、

相談者:
はい

加藤諦三:
揉め事ばっかりで、

相談者:
はい

加藤諦三:
「誰もわたしのことは分かってくれない」になっちゃうんです。

相談者:
そういうことですねえー

加藤諦三:
よろしいでしょうか?

相談者:
はい、ありがとうございます。

加藤諦三:
はいどうも失礼します。

相談者:
はい

加藤諦三:
はい

相談者:
失礼いたします。

加藤諦三:
自分と違うタイプの人間を理解するということは、極めて大変なことです。

 


「【日曜に読む傑作選】仕事より大切な少年野球。苦情に堪らず辞めると言ったら‥」への3件のフィードバック

  1. どこにでもある少年野球チーム。

    うちの区内にも小学校の野球チームありますが、
    子供もやりたがらない、その保護者もさせたくない。
    そのため、ここは人数がすくないです。
    面倒なことはしたくないですしね。

    なぜなら、今回の相談者のように親の負担が大きいから。
    監督、送迎、試合がある度に応援、お揃いのTシャツやら。
    きっと打ち上げもあるのでしょうね。
    野球好きは常に『野球、野球』って言ってます。
    親子揃って好きなら問題ないですけど。

    頑張って受けたのに、他の保護者からのクレーム。
    ボランティアでやっているのに、あほらしいわ。
    この相談者さんは好きみたいなんで、そこはご自身で解決しなきゃ
    ならないのでしょうが。

    私はかかわりたくないなー。
    子供が女の子でよかったと思います。

  2. 子供のスポ少・野球経験者です

    練習と試合を指揮する監督と送迎やその他の準備をする担当とは、きっちりと人を区別すべきでしょう
    監督も送迎の差配もとなると「2兎1兎」になってしまうかと

    そしてそれぞれ担当者の権限を尊重するすることを徹底する
    もちろん建設的な意見をすべてシャットアウトするということではないですが

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