【日曜に読む傑作選】一つの会社を勤め上げた男が自分を全否定するそのワケ

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは

相談者:
はい、こんにちは、よろしくお願いします&#・・

大原敬子:
もう、いや、加藤先生がおっしゃるように、

相談者:
はい

大原敬子:
物凄く声に迫力があって、

相談者:
はい

大原敬子:
生命力がありますよねえ?

相談者:
あ、はあ、はあ

大原敬子:
でね?、それは一体何だろう?と思ったんです。

相談者:
はい

大原敬子:
でね?・・わたし達が、もう、同じ年代になってますけども、

相談者:
はい

大原敬子:
何が一番間違えてしまうか?というと・・

相談者:
うん

大原敬子:
年をいってるから・・

相談者:
うん

大原敬子:
年寄り。

相談者:
うん

大原敬子:
それから、若いから、若いっていう年齢の数ではなくって、

相談者:
うん

大原敬子:
大事な事は、

相談者:
うん

大原敬子:
夢を持ってるか持っていないか?っての、これ大きな違いでしょ?

相談者:
うん

大原敬子:
わたし達が間違えてしまうのは、

相談者:
うん

大原敬子:
見える物に、

相談者:
うん

大原敬子:
価値を置いて。

相談者:
うん

大原敬子:
見えない物を、

相談者:
うん

大原敬子:
価値を置いてないんですけども。

相談者:
うん

大原敬子:
見える物に価値を置いてしまったら、

相談者:
うん

大原敬子:
刻、一刻一刻と変化するんですよ。

相談者:
うん

大原敬子:
その見える物に執着してしまったら・・

相談者:
うん

大原敬子:
生きて行くのは辛いですよね?

相談者:
うん

大原敬子:
でもあなたは今、「いや、両親も亡くなってしまって」というけれども・・人はいつか・・

相談者:
うん

大原敬子:
結婚していても、

相談者:
うん

大原敬子:
子どもがいても、

相談者:
うん

大原敬子:
もう誰もが分かっている・・自分一人って事は誰もが分かってるんですよ。

相談者:
うん

大原敬子:
ある、あのお、高僧の方がこうおっしゃったんですね。

相談者:
うん

大原敬子:
「いやわたしはね、今92歳です」って。

相談者:
うん

大原敬子:
「今、尋ねてるあなたは」・・

相談者:
うん

大原敬子:
「わたしの顔を見て」・・

相談者:
うん

大原敬子:
「そろそろ、この人は明日でも明後日でも、お迎えが来るんだろうと思っていませんか?」っていうんですね。

相談者:
うん

大原敬子:
でわたしはそれ・・まあ、そう言えばそうだし・・無言だったんです。

相談者:
うん

大原敬子:
「そう思うでしょ?」って。

相談者:
うん

大原敬子:
「だけど不思議な事に、わたしは」・・

相談者:
うん

大原敬子:
「人が見たらお迎えが来ると思っても」、

相談者:
うん

大原敬子:
「わたしは永遠に生きると思ってるんですよ」・・

相談者:
うん

大原敬子:
「不思議ですよね」って。

相談者:
うーん

大原敬子:
「それはなぜか?っていうと」・・

相談者:
うん

大原敬子:
「人は、わたしの年齢を見て、判断する」・・

相談者:
うん

大原敬子:
「人生で一番間違えてしまうのは」・・

相談者:
うん

大原敬子:
「年齢で」、

相談者:
うん

大原敬子:
「さあ、こうだと思ってしまう」。

相談者:
うん

大原敬子:
「でも、心はそうはいかんのですよ」って。

相談者:
うん、それはそうですね。

大原敬子:
「体もそうですよ」って。

相談者:
うん。そのまあ、実年齢は確かに72ですけどね?

大原敬子:
ええ

相談者:
ま、あのお、実際い、実年齢と精神的&#△%んんー、実際7掛けぐらいの感じですわね。
ま、50代の前半?・・そんな感じでは自分の気持ちはね。
それこそ、実年齢とやっぱ20年の差があると思うんですよ、そう思ってる自分自身はね。

大原敬子:
ね・・

相談者:
でも世間は・・も、そんなに見てくれんもね。50とは見てくれんもん。
70は70ってもう、結局ね、そういう判断されちゃう世間は。
だからね?、結局、あの今でもやっぱ&#△%配偶者と思ってね。やっぱりこう一人で最後までね?、やっぱり最後をね、看取ってくれる、人を、家族をね、何とかして何としてでもって思って、そういった気持ちをまだ未だに強いんですよ。

大原敬子:
分かります。

相談者:
うん。何とかしてね?、やっぱり家族いなきゃダメなんですよ。

大原敬子:
その時にね?・・

相談者:
だからね、あの介護の世代でね?、結局、老人こんな介護保健でね、こちらにある程度ね、面倒看てくれると思いますけどね。
やはり家族のようにいか、いかないもね。

大原敬子:
リスクも、考えなくちゃダメですよ?

相談者:
リスク?、っていいますと?

大原敬子:
自分は絵に描いた餅のように行かない場合もあるって事です。

相談者:
ああ、あ、絵にまえ、描いたわね、餅のように行かないと。

大原敬子:
だから・・

相談者:
うん

大原敬子:
僕は、この女性と結婚、ま、まず、ん、誰か分かりませんけども、結婚した場合に、

相談者:
うん

大原敬子:
この女性に最後看取ってもらうために、

相談者:
うん

大原敬子:
結婚するんだっていうならば、

相談者:
うん

大原敬子:
その通り行くかどうか?分からない、あくまでも、僕の心の寂しさを埋めてくれるというならば、後悔ないんですけども。

相談者:
うん

大原敬子:
この女性と結婚して、

相談者:
うん

大原敬子:
僕が看取ってくれるっていうけども、

相談者:
うん

大原敬子:
一つは向こうが先に亡くなってしまうもあるし。

相談者:
あ、それは、ま・・&#△%

大原敬子:
もう一つは、逃げてしまう場合もあるし。

相談者:
うん

大原敬子:
こうなるだろうって絵に描いた餅を・・

相談者:
うん

大原敬子:
夢に描いて、

相談者:
うん

大原敬子:
違った場合には、

相談者:
うん

大原敬子:
また怒りが出ますよ?

相談者:
あーそうですね。

大原敬子:
ね?

相談者:
うん

大原敬子:
じゃ、先生に、代わりますね。

相談者:
はい

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
あのお・・一つね・・

相談者:
うん

加藤諦三:
あの、今あなたの、大切な言葉なんだけどね?

相談者:
はい

加藤諦三:
価値の相対化っていう事が、今一番あなたに大切な事なの。

相談者:
うん

加藤諦三:
今あなたね?

相談者:
うん

加藤諦三:
結婚する事。

相談者:
うん

加藤諦三:
家族。

相談者:
うん

加藤諦三:
それが一番大切な事、一番っていうより唯一の大切な事だと思ってんの。

相談者:
うん

加藤諦三:
その家族というものを、

相談者:
うん

加藤諦三:
唯一の価値にしない事なんです。

相談者:
ああー

加藤諦三:
それが価値の相対化って事。

相談者:
うん

加藤諦三:
価値の絶対化じゃないんです。

相談者:
うん、うん

加藤諦三:
価値は・・家族を持つ・・子どもを、がいる。
それをあなたは唯一の価値だと思ってる。

相談者:
うん

加藤諦三:
そこが・・基本的な間違い。

相談者:
・・

加藤諦三:
今あなたに必要なのは、価値の相対化。あ、家族というのも、多くの中の一つ、の価値で、

相談者:
うん

加藤諦三:
今あなたが一人で生きてるのも、これも・・大変な価値なんです。

相談者:
うん

加藤諦三:
家族と同じ一つの価値なんです。

相談者:
うん

加藤諦三:
もう一つは、

相談者:
うん

加藤諦三:
基準変更。

相談者:
うん

加藤諦三:
いいですか?

相談者:
はい

加藤諦三:
よく覚えといて下さい。

相談者:
はいはい

加藤諦三:
美しく老いるためには、基準変更と・・価値の相対化。

相談者:
あーあ、基準変更。

加藤諦三:
うん

相談者:
価値の相対化。

加藤諦三:
ええ。だから家族が大切だっていうそれも一つの価値だから、家族否定すんじゃないですよ?

相談者:
うん

加藤諦三:
だけど、あなた今、寂しさから逃げちゃいけない。

相談者:
うん

加藤諦三:
寂しさから逃げたらどんどん寂しくなります。

相談者:
うん

加藤諦三:
寂しさと向き合う時に初めてあなたが、本当に・・解放と救済される時です。

相談者:
うん

加藤諦三:
それはなぜか?っていうと・・

相談者:
うん

加藤諦三:
あなたが内的に成熟するから。

相談者:
うん

加藤諦三:
寂しさと向き合う時。

相談者:
うーん

加藤諦三:
分かります?

相談者:
うん

加藤諦三:
寂しさと向き合うからこそ・・外側に40代、50代の時にこんな大きな仕事が出来た、こんなたくさん仕事が出来た、こんな給料上がったという外的な発展ではなくて、

相談者:
うん

加藤諦三:
じっと自分の内面を見つめるという・・内的成熟っていうのが起きるんです。

相談者:
うーん

加藤諦三:
しっかりと、寂しさと向き合って・・内的成熟を図って下さい。

相談者:
うん

加藤諦三:
・・もうこんなに元気だったら・・もう、どんどん、どんどん、いい事いっぱいあります。

相談者:
うん。なるほどねえ。

加藤諦三:
・・よろしいでしょうか。

相談者:
貴重な電、え、ね。あのご指導どうも、ありがとうございました。

加藤諦三:
はいどうも失礼します。

相談者:
お世話になりました。ありがとうございました。

加藤諦三:
美しく、老いるために、年を取ったら、基準変更です。

 


「【日曜に読む傑作選】一つの会社を勤め上げた男が自分を全否定するそのワケ」への3件のフィードバック

  1. 嘘ついた事すら嘘をつくくらい
    嘘をついて生きてきたんだろうな
    おもしろくなくだろ。そりゃ

  2. 中卒で入社して定年まで勤め上げる。「失われた20年」と言われている時代に凄いことだと思う。しかし相談者にとってはそれでも足りないのかな。

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