統合失調症 に関連する悩み相談
統合失調症は精神疾患の一つ。
症例範囲が広く、「がん」などと同様に中分類名とも言える。
精神分裂病と呼ばれていたものが統合失調症と改称されて今に至る。
”精神分裂”という言葉の強烈さから統合失調症に改称されたのは納得できるものの、元の名称を知ることも統合失調症という病気を理解する一助となる。
統合失調症の症状には、陽性症状と陰性症状があり、陽性症状は主に急性期に生じる妄想や幻覚など。
陰性症状は意欲低下、無表情、自傷行為など。
統合失調症に至る原因は不明。
遺伝、ストレス、トラウマなどが因子と挙げられ、これらが複合的に作用したものと考えられる。
日本において、入院と通院を合わせた患者数は約80万人(厚労省2008年調査)
生涯に統合失調症にかかる割合は0・7%(2008年 厚労省 )
統合失調症の治療は薬物投与とカウンセリング。
急性期と呼ばれる症状の激しい時期には入院が求められる。
安定期と呼ばれる症状が比較的穏やかな時期は社会生活を営むのに支障はないが、多くの場合、薬は生涯にわたって飲み続けなければならない。
番組には統合失調症患者の家族や親戚からの相談が寄せられる。
表向きには患者本人からの相談はめったにないものの、しかし、統合失調症の症状である、被害妄想、誇大妄想としか思えない相談者は少なくない。