親権 に関連する悩み相談
親権とは子どもが成人するまでの間、親が有する権利と義務のことです。
通常、親権は両親に自動的に与えられるものですから意識することはほとんどありません。
親権を意識せざるを得ないのは離婚に際してです。
両親双方の親権が等しいのは、あくまで婚姻関係である場合に限られます。
離婚する場合はどちらを親権者にするかを決めないと離婚できません。
通常は引き取る側が親権者となるわけですが、夫婦で親権の取り合いになることが少なくありません。
番組に寄せられる親権がらみの相談の大半はこれです。
夫婦間で親権が決められない場合は調停や審判など、裁判所の力を借りることになります。
裁判所は子どもの福祉を第一に考えてベターな親権者を選びますが、傾向としては母親が有利です。
そして、子どもの年齢が低ければ低いほど母親有利の度合いは増します。
子ども第一ですから、たとえ妻の浮気で離婚しようとも、母親に引き取る意志がある限り、母親有利は揺らぎません。
アル中や、うつ病を患ってたりすれば別ですが。
このことが男親にとって、理不尽とも言える結果を生むことになります。
つまり、妻の不貞によって離婚したのに、子どもは取られてしまい、尚かつ養育費を払わないといけない。一体、悪いことをしたのはどっちなんだ?ということです。
実際に番組にもこのような事態になる夫が何人も登場します。
また、相談件数は少ないものの、親権を押し付け合う夫婦というのも登場します。